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スター・スフィア-異世界冒険はおしゃべり宝石と共に-  作者: 黒河ハル


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第79話:付き人

「その…レイト。

既に話は聞いていると思うが、俺は王都のどこかにある『裏賭博場(ブラック・カジノ)』へ行って、『闇医者(ブラック・ドク)』と呼ばれる者と話がしたい。

だが、先日の騒動を起こしたことでかなり警戒されてしまっていてな…

無理を承知で頼む…どうかアンタ達の力を貸してくれ!!」



テオはフサフサ耳と共に、頭を下げた

そこまでしなくても…

俺たちは元からそのつもりだ



「頭を上げてくれ、テオ。

どこまでアンタの力になれるか分からないけど、俺も最善を尽くすよ。

それにウチのシルヴィアの調査を手伝ってもらった借りもあるしね」


「……!ありがとう、ありがとう!」



テオは歳上らしからぬ、花の咲いたような無垢な笑顔を見せてくれた

…後ろのシルヴィアが「ゔゔんッ!」って咳き込んだのはなぜだろうか?



「早速だが、先ほど得た情報を君たちにも開示しよう。

ギルド長が『裏賭博場(ブラック・カジノ)』の開催場所を教えてくれた。

零人、撮影したマップを見せてやれ」


「ああ。みんな、ちょっと寄ってくれ」



俺は皆がのぞき込めるようにテーブルにスマホを置いた

その画面には先ほどギルド長から教えてもらった、裏カジノの場所が明記された王都の簡易地図が写った写真が表示されている


真っ先にテオが目を輝かせた



「す、すごい魔道具(アーティファクト)だな…!

これは何という物なんだ?」


「これはスマホといって…

…って、今はそんなことよりカジノでしょ?

ほら、現在開催している場所がこのエリアだよ。

どこか分かる?」


「この場所は…むぅ、考えたな。

ここは数多の貴族たちが交流する場として設定された地区なんだ。

通称『貴族街』と呼ばれている」



ジオンは眉間にシワを寄せながら腕を組んだ

貴族街?スラム街とはまた違うのか

それに考えたってどういうことだ?



「なるほど。

このエリアは貴族の身分を持たない者は出入りができないように検問が敷かれています。

利用者の数よりも安全を優先したと推測します」



おお、さすがザベっさん

もう背景まで分かっちゃうとは…



「そうなると正面から潜入可能なのは、ウォルト・オットー・マスカットの3人だけか?」


「いや、そこからさらに1名ずつ付き人を連れて行けるので計6人だ。

あとはどこか裏から潜入するしかない…」



テオは若干耳を項垂れさせた

うーん、そうなると誰を付き人に選ぶかだよな

できるだけ目立たない奴…



「シルヴィア。

お前、ジオンの彼女役で潜入すっべ」


「は…はああああ!!?

いい、い、いきなり何を言い出すのですか!?」


「だってシルヴィアって地味じゃん」


「答えになってないうえに喧嘩を売ってるのですか…!?」



シルヴィアは顔を真っ赤にして俺の胸ぐらを掴みあげてきた!

く、苦し…

俺、そんな怒らすようなこと言ったかな?



「彼女のフリくらい別に良いじゃねェか。

それとも他の男の方が良かったのかァ?」


「貴方たちは私を何だと思ってるんですか!!」



リックの言葉で完全にキレてしまった

最近沸点低くない?この人



「じゃああたしも付き人で行くニャ!

テオ君となら兄妹に見えると思うニャ」



セリーヌがピョンピョンと手を挙げてアピールをしてきた

なるほど!

たしかにそれは良いアイデアかもしれない!



「ええと、たしかセリーヌ…だったな?

ふむ…あんたは『猫人(ガトー)』だが、多少耳としっぽを加工すればそのように見えるだろう。

よし、俺のパートナーはアンタだ!」



テオはセリーヌと握手を交わした

あ、こうして見ると背丈は同じくらいだし確かに兄妹って言われても違和感ないかも

良い組み合わせだな


それじゃあ、あとはナディアさんの相手だけど…

立候補者が居ないし彼女に決めてもらおうか



「ナディアさん。

誰かリクエストはありますか?」


「えっ!私が決めてもいいのか!?

そ、それじゃあ…マミヤ殿と…」


「却下よ」


「!?」



ナディアさんのリクエストを気の強そうな声が即座に一蹴した


…あ、やっと戻ってきたな



「フ、フレイ殿!?

いつの間に戻ってきたのだ…」


「ついさっきよ。

でも話は聞かせてもらったわ。

アンタは私と行くわよ」


「なっ!!?」



ガーン…と、ナディアさんは絶望してしまった

そんなにフレイと行くの嫌なのか?



「ナディア…

アンタには話しておきたいことがたーーくさん、あるからね…!

悪いけどこれは決定事項よ…!」


「わっ、分かった…

なぜそんな睨んでくるんだ…?」



ナディアさんはフレイのいつもと違う雰囲気に圧倒されているようだ


違うといえば、フレイの服装が下半身だけ変わっているのは何でだろう?

聞きたいけど聞いたら即ぶっ殺される『不幸』が何となく感じられたのでやめといた


正面潜入チームが決定したところで、ルカが手を叩いた



「よし。ならばそちらは君たちに任せる。

問題は私たちだな。

センチュリー、ここは裏道など無いのか?」


「はい、ございます。

ですが、皆さんには貴族に見えるように変装を行なってもらう必要があります。

私も含め、まずは全員で仕立て屋へ行き、服装を整えてもらいましょう」


「おっけー。

金ならあっから予算は気にしないでくれ」



俺たちはギルドに預かってもらった報酬の一部を受け取り、仕立て屋へ出発した





こんにちは、黒河ハルです。

貴重なお時間を消費して読んでくださり、とても嬉しいです!


零人くんのシルヴィアに対する扱いが雑になってきてますね笑

結構がんばって活躍してるんだからもっと大事にして!



「続きを読ませろ!」と思った方は、ぜひブックマーク、並びに下の☆を『5つ星』お願いします!

評価次第では更新が早くなるかも…?

ぜひご検討のほどよろしくお願いします〜

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