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登場人物紹介4


 登場順に記載いたします。

(これまでの人物紹介に記載のあったキャラクターは省いています)





 バステルグ婦人 [Mrs. Basuterug]

「あー、彼が噂の……! っていうかやけに詳しいね。三次元の推しカプ?」

 大手一次創作BLサークルの主であり、発行する本はほぼ在庫を抱えることなくその日のうちに完売する。

 好きなカップリングは『幼馴染の大人しいほう×幼馴染のリードしていたほう』。

 ほのぼの、悲恋、ギャグ本、その作風の幅は広いが、従来作品はどれも性的な描写が控えめの全年齢向け。

 いわく、全年齢に訴求したいからとの事である。

 副業は魔術師。あくまでも、副業が魔術師。




 ゴステトゥーロ [Gozttetoolho]

「ああ。こんなに施しを受けたのは生まれて初めてだ。今までは奪われたもののほうがずっと多かったでな……家族も、故郷も、名声も」

 両目と牙と家族を喪った、狼人の元奴隷。

 王国において愛玩奴隷として性的な用途に使われるのはあくまで女性の亜人のみであり、男性の亜人は作業用か奴隷兵に使われる。

 愛玩奴隷は男性の人間が、女性の亜人を用いるべきであると法律にまで定められていた。

 また王国において、亜人は読み書きが全くできないという偏見が幅を利かせている。

 以上の経緯から捨て値で売られていたが、そのまま奴隷廃止によってスラム街に捨てられた。

 ウスティナとはかつて同じ部隊に所属していた経験があり、彼女の過去を知っている。




 ヴェラリス [Vellalice]

「ええ、存じておりますとも。善行を為す者の性根が善人であるとは限らない、とね。フフ……」

 刀を携えた、隻眼の女性。

 身体に密着した衣装は動きやすさのためらしい。

 育ての親であるジェイミーとは少し距離を置いている。

 また“善行は賭け事”という思想を秘めているなど、東側の住民達が彼女に抱く印象に反して、陰の多い性格。

 ウスティナに負けず劣らず筆舌に尽くし難い壮絶な過去を背負っているが、そこまで詳しく打ち明けるつもりは無い。




 ローディ [Rhody]

「アレット! リーダーに気を使わせちゃってどうするの? ちゃんと役に立ってるの?」

 かつてアレットと同じ孤児院にいた。

 とある貴族のもとへと引き取られ、神官の冒険者としてセルシディア周辺で活動中。

 なんでも率先して実践し、またテキパキと片付けるので、孤児院の大人達からも評判だった。

 だが手本であろうとするあまり、歪んだ規範までをも鵜呑みにしてしまい、結果として周囲を抑圧してしまう。




 ダン・ファルスレイ [Dan Falceray]

「なるほどな……お前がルクレシウスか。お前さ、どれだけ冤罪を生み出して追い込んできたか、知ってる?」

 魔術学院にやってきた、時期外れの転入生。

 解体された付与術学科を除くすべての学科のテストで最高得点を取る、文句なしの実力者だが、精神は年相応に未熟。

 仲間意識が強く、尊敬する大人の指示には盲目的に従う。

 一方で、一度敵対した相手には徹底的に牙を剥く。

 ルクレシウスのいなくなった王立魔術学院の混乱を収拾すべく、教員たちによって手配されたようだが……。




 クゥト・ウェッジバルト [Qoote Wedgebalt]

「せ、せせせ、先生も、げげげ元気そうで、あの、そそその」

 付与術学科解体後、精霊術学科へと転向。

 容姿について揶揄されたトラウマから吃音気味で、人と接する事を恐れている。

 ルクレシウスと協同で作った仮面を纏うことでようやく、人前に出られる。

 フィールドワークやスラム街の復興を経て、少しずつ前向きになってきてはいるようだ。

 なお、妖精のリーガンは華やかな桃色のドレスに身を包んでいるが、男性。




 ヒルダ・ラグザー [Hilda Luxer]

「何お前。摂理とやらにおとなしく従った結果がこれなんだけど。お前の惚れた男のチンコが腐れ落ちるところ見せてあげようか?」

 付与術学科解体後、霊薬学科へと転向。

 かつて男子生徒に騙されて性的被害を受け、にもかかわらずヒルダのほうから騙したように伝えられた。

 物静かで気弱な性格は、相次ぐ嫌がらせと絶望によって大きく歪んだ。

 常に張り付いたような冷笑は、生半可な恫喝では決して崩せない。

 ルクレシウスには尊敬と憎悪の入り混じった、複雑な感情を持つ一方、彼に恋心を抱くアレットの事は応援している。




 ノエル [Noel]

「みて! おじー! しんせんなパンだよ! カビもないよ!」

 スラム街に暮らす、猫の獣人。

 人間の血が濃いため、耳と尻尾と目だけにしか猫の特徴が出ていない。

 盗みで生活していた母親を孤児院側から論われ、保護を拒否された。

 ゴステトゥーロやジェイミーを親のように思っており、めっぽう懐いている。

 警戒心の強い性格である反面、義理人情にはあつい。

 パンをくれたダン・ファルスレイとの接触から、何かしらの知見を得たようだが……。




 ジェイミー・マッカムーア [Jamie MCamur]

「アラいらっしゃい! お客さんいっぱい来てくれたのね? 嬉しいわ! ワタシはジェイミー・マッカムーアって言うの!」

 筋骨隆々な見た目からは(大半の人が)想像できないような女性的な(とされる)言動を見せる、肉体的には男性。

 実はファンシーなものを集めるのが好きだが、異端者扱いされることを嫌ってアジトの秘密の部屋に隠していた。

 しかし、火事により大半が焼失している。

 ゴステトゥーロとは恋人同士であり、彼を『ダーリン』と呼ぶ。





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