表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人生ゲーム  作者: ブロッコリー
7/8

第7話

その日の夜、秀喜に飲み会の支払いをおごった。いつも講義の出席を代わりに出してもらってる見返りだ。


「じゃあ、また月曜日な」

「おう」


哲人と秀喜はお互いにバイバイした後、それぞれの帰途についた。


哲人は大学から数駅のところにある築20年のアパートに一人暮らししている。

実家は東京郊外の一軒家で、大学に通うには遠すぎるので両親に頼み込んで家賃を出してもらっている。

哲人はアパートの階段をタタンと駆け上がると一番奥の部屋のドアを開けて中へ入った。

靴を脱ぎ、部屋に上がると同時にスマホが鳴った。同じサークルの菜央からのラインの着信だった。


菜央:今度のサークルの飲み会行くよね?


菜央は他大学の学生で、T大のサークルに参加している。見た目はちょっとぽっちゃりだが、顔立ちは韓国人女優のようで美人の部類に入る。哲人はすぐに返信をした。


哲人:行くよ

菜央:よかったー哲人が来てくれないと私ぼっちになっちゃうから飲み会に行くか迷ってたのー

哲人:麻沙美と行けばいいじゃん

菜央:麻沙美バイトがあるっていうから来れないって(´;ω;`)

菜央:サークルでゆいいつ話せるの哲人だけだから頼りにしてるんだよー

哲人:菜央はもうちょっと他の人たちと交流しようよ

菜央:私サークル掛け持ちしてるから哲人のサークルにあんまり行けてないじゃん

菜央:だから哲人のサークルの人と仲良くなったんだかわからないんだよね

哲人:分かった、飲み会で仲良くなるようにフォローするから他の人と喋ろう

菜央:ありがとうー哲人

菜央:頼りにしてるからね笑


哲人は何回かラインのやり取りをした後、冷蔵庫に冷やしてあったペットボトルの水を飲んだ。

一息ついたあとパソコンで学部の研究室のホームページを見てどこの研究室にしようか迷いながらぼーっとしていた。コネのある研究室で頑張るか、自由な研究室でのびのびするかどうしようかと考えていた。

まあ、後で決めればいいやと考えるのをやめてお気に入りのアダルトサイトを開き、ティッシュを三枚手に取りその日の日課を行った。

哲人はふうと息を吐き、ベッドに横になって目を閉じた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ