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蒼太城から出ていく

俺が王女のところにステータスを報告するのは、俺が自分で意図して最後に報告しようと行動したこともあってかクラスの中での報告が最後になっていた。

そのため、王女の周りにはステータスを報告し終わったであろうクラスメイトで溢れていた。

「あなたが最後ですね。ステータスの報告にはステータスを他の人にも見えるようにイメージしてください。そうすればステータスボード、この青い板ですねが見えるようになります。」

 ステータスを見えるようにか。結構難しいな…

こうか。

「はい。ありがとうございます。って!?」

なにがあったんだ?まずいことでもあったか…

「すいません。」王女様に謝られた。

「なんだこいつのステータス‼さすがは東堂だな。異世界にきてまでゴミクズなのか!この役立たずが。」

クラスで陰キャと化していた俺を罵っていた原田がこんなことをいってきた。

原田は金髪に染めたそれなりのイケメンなのだか性格がこんなごみ野郎なので俺は関わりたくないのだ。

まあ、このステータスの低さは人為的(俺による)だがな。

それでも腹が立つものは腹が立つのだ。

こんなやつらともかかわらないためにも、さっさと城を出ていきたいものだ。

さて、ここからが大切だぞ。俺の異世界ライフの未来がかかっているのだから。

「まあ。こんなステータスでスキルも他の奴らより弱いのであまり役にたたない可能性が高いと思うので、ここにいても邪魔になるのも嫌なのでこの城を出て旅に出てもいいでしょうか?」

ダメもとだが蒼太は王女へと仕掛けてみた。

「まあ。これだけの勇者様方がおられますのでいいでしょう。」

……へ?  そんな簡単に貴重なはずの異世界人である俺を手放していいのか?

これだけの人数が召喚されたのだから、ステータスが低い奴はいらないってことか。

それはそれで腹が立つな。

まあ、なんやかんやあったけどこの国から出ていくことができそうなので最終的によかったのかな。

「それでは、明日の朝王城を出発します。」

そう言って俺はクラスの皆と王女様がいる部屋から出て行き、与えられた一日限りの王城の中の部屋へと向かって歩いて行った。

明日の朝初めて王城の外を見ることができるのだ今から楽しみだ。



翌朝。誰にも悟られることなく城を出ていく蒼太の姿があった。

蒼太は王城を出ていき、城下町へと降りて行った。

城下町は王都ということもあってか朝早くのはずなのだが大勢の人で賑わいを見せていた。

ヒロイン登場は少し先になります。

お待ちくださるとうれしいです。

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