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プロローグ
甲高いアラームの音が鳴り止んだ。
壁面についた小さな赤色の点滅も消え、室内は真っ暗になった。
どこからか聞こえてくるのはジーという、一定のまま、いつまでも続く電子音。
その波長は変えることのできない結末を思わせて耳障りだけれど、あたしにとっては、切れることのない、運命の赤い糸のようにも思えるんだ。
だって、こうしてキミにまたイジワルができるんだから、ね?
そしてあたしは期待と不安を交互に膨らませながら、ココロの中でカウントを開始する。
3……
2……
1……
甲高いアラームの音が鳴り止んだ。
壁面についた小さな赤色の点滅も消え、室内は真っ暗になった。
どこからか聞こえてくるのはジーという、一定のまま、いつまでも続く電子音。
その波長は変えることのできない結末を思わせて耳障りだけれど、あたしにとっては、切れることのない、運命の赤い糸のようにも思えるんだ。
だって、こうしてキミにまたイジワルができるんだから、ね?
そしてあたしは期待と不安を交互に膨らませながら、ココロの中でカウントを開始する。
3……
2……
1……
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