会社を作ろう!ってなんでこんなことに…
新作!というか続編!スタート!!
異世界では色々なことがあった。俺が悪役令嬢になって、異世界を日本っぽくして、奴隷解放して、街を発展させて、アリスというメイドと仲良くなって。
それで無事現実世界に戻ってきたら俺と入れ替わりでこの世界に来ていた悪役令嬢によって会社をクビにされていた!!
仕方ないので異世界から連れてきたアリスと共に、この世界で会社を作ることにしよう。
俺の名は川越稜。泣く子も黙る無職だ。隣にいるのはアリス。異世界ではメイド、まぁ使用人として雇われていた。とても心の優しい女の子だ。
俺たちは今中目黒にいる。無職だとか言ったが、かつては六本木という素晴らしい街で働くサラリーマンだった。それなりに金もあったんだ。だから中目黒に家がある。徒歩10分ぐらいだけど。
異世界を救った俺だ。多分この世界で会社作ってもやっていけるさ。多分。多分…
「えっと、これが…テレビ?」
アリスの声が聞こえてきた。そうだ、そうだった。アリスは異世界から来たメイドと書いたが、その異世界は中世ヨーロッパ的な場所だったので、電気とか無かったのである。一応文化を発展させて都バスという名の馬車や鉄道とかを頑張って作ったが、大体明治ぐらいまでの世界だった。アリスからすりゃこの世界は未来だ。
つまりは向こうでは優秀なメイドだった彼女もこっちでは右も左もわからないということ。
「あれ?会社本当にできるのか?」
次の日、俺は千駄ヶ谷に来ていた。ある人との待ち合わせである。
「お待たせしました。」
貴族のような立ち振る舞いをする彼の名は、新庄伊織。前作や別作品をご覧の皆さんにはご存知の方だろうが、プロの将棋棋士だ。異世界にいた時、なぜか彼も異世界にちょっとだけ遊びに来ていた。
「実は…」
俺は貴族に会社をクビになったことなど色々伝えることにした。一応異世界の時の俺を知る人物だ。何か助けになると思ったのだった。
「それでは、貴族っぽい服をオーダーメイドで作る会社、どうでしょう?異世界では中世ヨーロッパのようなところにいたのですから、本場の服を作れるはずです。貴族の服なら値段も良い感じに付けられますし」
天才である。棋士なので当然だが、本当に天才だと感じた。俺が将棋を好きだったこと、異世界で彼と会ったこと、いい感じだ。
「というわけで、貴族の服を作る会社を作るぞ!」
突貫である。アリスはメイドをやっていたので、裁縫は多分得意なはずだ。大体異世界では彼女はかなり優秀だったんだ。
「えっと、なんでしょう?」
ミシンを買ってきて与えたんだが、そうだった。電化製品わからん少女である。これは先が思いやられるなぁ。
そんな感じで中目黒のマンションの一室、俺とアリスの会社がスタートした。
六本木のサラリーマンから起業家へジョブチェンジだ!
「アリス出掛けたな。」
と、ここでアリスがいない間に言っておく。俺は彼女が好きだ。まぁそんなこと堂々と言えば間違いなくアカン!ってなるので、秘密だが。彼女が好きなんだ。異世界にいた頃から。俺は会社成功と共に、彼女と結ばれることを目標としている。まぁ奴隷解放を達成した俺だ。惚れててもおかしくないんだが…まぁわからんね。
というわけで始まりました恋愛物語!
前作から舞台は変わり、現実世界でございます。
アリスはこの世界に慣れるのかな?




