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第一章39 『ファーストアタック』

 初めは馬車で順調に進んでいた俺達だったが、アムル王国にいく順路にはモンスターが多く出現し途中で馬車とはお別れになった。


 ここまでモンスターが活発的になっているとは、アムル王国の近郊にはどれほどダンジョンが出現しているのだろうか。これは対処できないダンジョンが放置されている可能性が高い。


 普段はあまり出現しない街道沿いにも、モンスターが溢れ出ている。かなりの高レベルのダンジョンが放置されているのだろう。


 途中で出現したモンスターの群れを討伐したともあって、シャロのレベルは18から22レベルになっていた。とうとう俺のレベルの3倍以上になっていた。


「マスター、今度もINT全振りしました」

「シャロは偉いな。INTに振ると火力とMPが上がる、けどDEXは大事だぞ! DEXを上げると詠唱速度と生産にも影響が出る。今はいいかもしれないが魔法職の高スキルには詠唱があり長い。二次職ぐらいになったらDEXにも振るんだ。

 その先は余裕があればVITにも振ったほうがいい、VITはHPと防御力にも影響が出るからな」

「はい、わかりました。マスター」


 サンだった頃のステータスと同じにならないように俺はシャロに言い聞かせる。元賢者としてだ。


 ケモ耳をぴょこぴょこさせているシャロ。俺は決まって最近はシャロの頭を撫でる癖ができていた。頭を撫でたあと、シャロは必ずしっぽをフリフリする。


 その姿がとても可愛い。だんだんシャロのマジックにハマっている気がする。ハンベイはと言うと俺の右手をずっと握っている。早くサラを探さないと……。


 しかしながら俺は偉そうにシャロにそう言うが、自分自身のステ振りをまだしていなかった。


「マスターはステ振りをしていないのですか?」

「あぁ! まだな」

「マスターならCRTです。全振りです」

「そう、そうか! わかった」


 シャロは自信満々にそう言い切る。しかし今までの戦闘からクリティカル判定になったところは見たことがないが。シャロがそう言うならCRTに全振りである。根拠はないが直感だ。


 ===============

 PN:ライト<人族ヒューマン>

 LV:6 JOB:ガンナー

 HP:6694/6694

 MP:10753/10753

 STR:303

 INT:1294

 VIT:1006

 AGI:999

 DEX:75

 CRT:775<+150>

 LUK:999

 パッシブスキル:限界突破、神のサイコロ、異常耐性<SSS>、物理・魔法耐性<+10%>、オート防御<B>

 スキル:マジックバレット、リベンジリフレクト、ミネウチ<S>、威圧<S>、神時計

 SP:150


 <装備>

 左手:ブラッド漆黒

 右手:――

 頭:白神のヘルム

 体:白神の魔鎧

 足:冒険者の靴

 装飾品:ノブナガのマント

 ===============



 しかし、おかしい――今回のSPも1レベル毎に50のSPを貰えた。SPは1〜50の幅からランダムのはず。疑問に思いながらも、俺は150ポイントをCRTに全振りした。


「ライト様、この近くにダンジョンがあると思いますです」

「そうか、ハンベイもそう感じるか?」

「はいです。かなり高レベルのダンジョンがあると」

「――――」


 ハンベイもそう考えていたか。とりあえず、冒険者としてダンジョンを消滅させることが優先だな。周りにこれ以上、被害が出る前にダンジョンを探すしかない。


 俺達は目的のアムル王国を目指す前に、この近くに存在するであろうダンジョンを探す事に変更した。


「ライト様、僕にお任せ下さい」

「あぁ頼んだ」

「では参ります。サーチ<S>」


 左手を前に出し、目を瞑りハンベイスキルを詠唱した。ハンベイのサーチ<S>はスキルランクはS、かなりの広範囲で索敵が出来る。まるで空から戦場を見渡すような視野はハンベイの御業である。


「わかりましたです。こちらです」


 俺とシャロはハンベイの後を追従する。ダンジョンへの道程にはモンスターが多いが、ハンベイのサーチ<S>によって安全かつ、最短ルートで俺達は目的の場所へと進んだ。


 街道から少し道がそれ、平坦な道程が減ってきた所に俺達はモンスターと鉢合わせた。出現したモンスターはフロストリーフとフロストウルフだった。


 俺は直ぐにステータスを確認した。



 ===============

 N:フロストリーフ LV:58

 ===============


 ===============

 N:フロストウルフ LV:60

 ===============


 フロストリーフは真っ白の白菜型モンスターで、フロストウルフも真っ白の狼である。このモンスターはDからCの冒険者がパーティーを組んで倒せるモンスターだ。


 この二つのモンスターの共通点は、氷雪地帯に現れるモンスターである。絶対にここにはいないはずのモンスターだ。これはダンジョンから溢れ出たモンスターだろう。


 となると随分とダンジョンは現れて時間が経過しているはずだ。アムル王国はなぜ動かないのか。現れたモンスター達は、シャロのプチファイヤーで瞬殺された。


 ===============

 75000G獲得しました。

 白銀の毛並み獲得しました。

 最高級の白菜確認しました。

 ===============


 そして、俺達は先へと進んで行く。この季節では感じない足元の違和感を踏みながら――――


「ライト様、これです」

「マスターありました」

「これか……」


 俺達は真っ白い門を発見した。ここに来るまではダンジョンの影響がかなり出ていて、転移門の周りは雪原地帯になっていた。俺は直ぐに転移門に近寄り、そのダンジョンを確認した。


 固定ダンジョンと比べて突発的ダンジョンがイージーな理由は、入る前に難易度が確認できる点である。


 ===============

<氷結のダンジョン>

 推定LV:80

 条件:人数無し。

 エリア:雪原地帯。

 ===============



 推定レベル80だと……。なんでこんな高レベルのダンジョンが現れているんだ……。


 ここまで高レベルのダンジョンを放置しているとは、アムル王国では一体何が起きているんだ。 このレベルのダンジョンが出るとは、厄災の黙示録が近くにいるのか?


「シャロ、ハンベイ、ダンジョンに行こう!」

「はい、マスター」

「ライト様」

「ファーストアタックだ」


 俺はライトになって初めてのダンジョンへ挑む。



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