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「研究のために『虚無』に行こうと思うんだけど、どう思う?」
「 」
「確かに、『外』は『清掃員』とか『紅牙』がいっぱいるから命はいくつあっても足りないけど、要は『統率者』に見つからなければいいんでしょ?」
「 」
「そうだけどさ。『虚無』に行かないと何もできないよ。あそこは私たちが忘れたものが詰まったところなんだから」
「 」
「君は心配性だねぇ。大丈夫だよ、いざとなったらこの私から抽出した液をぶっかけるから」
「 」
「言い方がエロい?・・・あっ」
「 」
「からかわないでよ!とにかく、この嫌悪感とか恐怖とかの液をぶっかけて、ひるんだすきに逃げればいいじゃない?だから大丈夫だよ」
「 」
「え?君を連れてく理由?肉壁として。・・・冗談だって、その顔やめてよ。・・・私の予想ではね、あそこには負のエネルギーがたくさんあるはずなの。石油みたいに、たくさんのものを無理矢理押し込めて何億年もたってるらしいから、なにか別のものになってると思わない?そのなにかがあれば、研究が捗るはずなんだ」
「 」
「ぐだぐた言ってないで、さっさと行っちゃおう。『外』へ行く理由?研究目的って言えばいいよ。君は助手としてね」
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「うわ・・・ひどいね」
「 」
「道中はかなり荒廃してたけど、『虚無』は本当に虚無だね。なんにもない」
「 」
「これ、集められるかな?一応存在はするし」
「 」
「そうだね。やってみればいいね。・・・・・・・・・・・・・」
「 」
「・・・・・・・集めれた。なんだろう?黒い液体のようだけど」
「 」
「知ってるの?」
「 」
「知らないんだね。素直に言えばいいのに。でも、これを研究すれば成果が出そうだね。私はこれを分離するから、君は実験とかして詳しく調べてよ」
「 」
「設備は私の研究所の物を使えばいいよ。じゃあ帰ろう。楽しみだなぁ」
今でもよく考える。
自分たちは目的を成し遂げられたのか、成し遂げられなかったのか、どちらだったのだろう、と。




