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竜は静かに暮らしたい  作者: イエス・ノー
七章 天空世界
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新たな使命

この話、自分でも書いてて何が言いたいのか分かりません。

「ヘルプミー」


また白い世界だ。私が転生したり中性的な少年の容姿をした神に出会った場所だ。


「コホン」


私が覚えているのはマモンに吹き飛ばされていろいろなものに体を打ち付けて最終的に気絶したところまでだ。


「げほっごほっ」


この世界は神がいると言うのは感覚的に理解しているのでおそらく神の誰かが来るのだろう。神が地上の生物の一つにしか過ぎない私を何度も短期間で呼び出すのはいかがなものか。


「げほげほっ、くしゅっ」


神が干渉すると大抵ろくなことにならないのはどの世界でも同じなはずだ。神は私を呼び出して何をしたいのだろうか。


「げはっごふっ、ブエッキュショッツダわっしょい!」


「なんださっきから」


さっきから咳き込んで最終的には発狂した、私を竜に転生させた駄目っぽい女神がいた。


「ようやく気付いてくれましたぁ」


涙目でこちらを見てくる女神。神なんだからこの程度で泣くな。


「何の用だ」


「神に対してそれはないと思いますぅ」


「子供か。・・・・ああ、聞くまでもないな、お前は子供だ」


「ちょっ、いまお前って言った!神である私に対してお前って!」


「うるさい」


「はい」


私は今不機嫌だ。


さっさと覚醒してギルドラドと合流してマモンを討伐しないといけないからこんな茶番に付き合っている暇はないのだ。


「ぷふっ、駄女神が怒られてる」


上から声がしたので見て見るとあの中性的な顔立ちの少年がいた。口に手を当てて笑いを堪えているが、実に相手を苛立たせる嫌な笑みを浮かべている。


「駄女神じゃないですぅ!」


「勝手に異世界の住人の魂を奪って『娯楽』なんて理由で世界維持法のルールを破って挙句の果てには自分の管理する世界をもう手遅れな状態にする女神を駄女神と言わずになんと言うのさ?」


いろいろと聞き捨てならないことがあったぞ。


まず勝手に異世界の住人、つまり私を魂を奪ったということ。


神なんて存在がいるのだから、本来ならば釈迦やキリストの元へ行くはずだった私の魂をこの駄女神が横取りして自分が管理している世界に転生させたという事が思い浮かぶ。

私が転生させられた理由は世界の運命を捻じ曲げるためだと聞かされたが、そんな大事を担う人材を横取りしてまで調達するのはなぜだろう。自分の世界の住人にチートを与えたりしてもいいはずだ。


次に『娯楽』で世界維持法とやらのルールを破ったこと。


私が転生させられたのは暇つぶしに世界の運命を捻じ曲げさせるためだったのだろうか?


そして挙句の果てには自分の世界をもう手遅れな状態にまでした。


もう手遅れな状態になったのなら何のために私が転生させられたのかが分からなくなる。神すら手遅れなどと言うのだからただの竜に過ぎない私ができることは何もない。


・・・混乱してきた。


「はぁ、もういいや、僕が説明する。えっと、シュラ君?君は世界の運命を捻じ曲げるために転生させられたって言ったよね?」


どうやら少年が説明してくれるようだ。


「ああ」


「だけどそこの駄女神のせいで運命を捻じ曲げる程度じゃ世界を救えなくなってしまった。何故かは後で説明するね。だけど僕らの都合で転生させられた魂を漂白するのは僕としては気が引ける。そこでだ、君に新たな使命を与えることにしたんだ。君を呼び出したのはこのことを伝えるためだよ」


「使命?」


「うん。








         

















世 界 の 生 物 を 一 匹 残 ら ず 消 し 去 っ て ほ し い 











「・・・・・・・・・は?」


意味が分からない。


「意味が分からないよね?とりあえず簡単に説明すると、君の知る世界とはまた別の異世界・・・SFって言う言葉がふさわしい異世界から来訪者が来たんだ」


「来訪者とは何だ」


「えっとね、君のように記憶を持った魂が新たな肉体に宿ることを『転生』、何らかの理由で異世界にいきなり召喚されることをそのまま『召喚』、誰かが明確な意志を持って生身のまま異世界へ訪れることを『来訪』と呼んでいるんだ。来訪者はそのまま来訪してきた誰かを指す」


「なるほど。それと来訪者に何の関係がある?」


「一言で言っちゃうと、その来訪者が駄女神の世界を壊しちゃったんだよね」


「・・・・なに?」


壊したという事は、もう存在しないという事か?


「壊したと言ってもまだ世界は滅亡はしていない。世界が自然回復不能な状態になっただけ。だけど近いうちにこのままでは世界は滅亡を通り越して崩壊してしまうよ」


「・・・」


「原因はその来訪者が世界のエネルギーを吸い取ったせいで、今なら最終手段を使えば世界の崩壊は防げる。滅亡の阻止は不可能なんじゃないかな?世界のエネルギーで生き物は生きているわけだし、エネルギーに深刻な問題が発生したら生物も影響は受ける」


来訪者が世界のエネルギーを吸い取ったせいで私が転生した駄女神の世界は滅亡がほぼ確定してしまい、このままでは世界そのままが崩壊する。


スケールが大きすぎて理解できない。


「それでなんで君に世界の生物を消し去ってもらう必要があるのかと言うと、最終手段は世界のすべてをリセットするから余計なもの・・・生物の魂を事前に保護して世界から隔離しておく必要があるんだ。だから君には全生物の魂を確保してもらう必要があるってわけ」


「別に私でなくともいいだろう。神でもできるはずだ」


「残念ながら最終手段の実行にはものすごく面倒な手続きが必要でね、この駄女神のやったことを報告して謝罪して上司から許可をもらって他の神に最終手段を実行することを発表し了解を得ないといけない。そんなことをしてる間に世界が崩壊したら最悪だから僕らが手続きをしている間に君には魂の保護をしてもらうよ」


「・・・まだ何も言っていないぞ」


「残念ながら君に拒否権はない。君に神直属の天使軍の指揮権を譲渡するから悪魔の問題は片づけて。それと問題が発生しないようにために君の肉体を熾天使と同じ階級の『熾天竜』に進化させたよ」


「私の出番がないですぅ」


・・・。


ここで整理しておこう。


1、私が転生させられた理由は世界の運命を捻じ曲げるためだった。

2、しかし駄女神が何かやらかして来訪者が駄女神が管理する世界のエネルギーを吸い取ってしまい世界の滅亡を避けられなくなってしまった。

3、せめて世界そのものの消滅を意味する崩壊だけは阻止するために元々世界の運命を変える役割を持っていた私に世界崩壊対策のために最終手段を実行するための手助けを要請。

4、だが私は現在悪魔と戦っているため駄女神の世界へ帰ることが出来ない。

5、なのでさっさと悪魔との戦いを終わらせてもらうために神直属の天使軍の指揮権を私に譲渡し悪魔を殲滅させ、駄女神の世界へ帰った時に余計な問題や魂の保護が円滑に進むように私を進化させた。


こんなところか。


「しかし天使なんてものがいるのなら初めから投入すればよかっただろう」


「神の世界はいろいろあってそう簡単に好き勝手出来ないんだ。そこの駄女神は不正行為で好き勝手してたけどね」


「・・・」


「それじゃ確認しようか。まずは天使と協力して悪魔の問題をさっさと片づける。終わったらとある存在が君を駄女神の世界へ転移させるから、転移したらすべての生物の魂を確保・保護してね」


「・・・私に彼らを殺せというのか」


学園の教授やキャロル、アリア、リリア。


大勢の顔見知りを殺す覚悟は私にはない。


「大丈夫だよ。保護した魂はちゃんと再生した世界に記憶を持ったまま返すし、どのみちこうするしか方法はないんだから」


・・・。


「それじゃあね。君の容姿は少し変わってるけど面影はちゃんと残ってるから。それじゃ頼んだよ」


私の意識が遠ざかっていく。


・・・・・・・。


世界や彼らを守るためとはいえ、私に彼らを殺す覚悟はまだできていない。

全部理解できなくていいので、次のようにざっくりと理解してください。


神「SFから来た奴が世界のエネルギーを吸い取ったせいで世界が終わっちゃう!だから完全に手遅れになる前に最終手段として世界のすべてをリセットして世界のエネルギーを回復させる!そのためにはリセットに巻き込んで魂ごとリセットしちゃう可能性があるから世界の生物にはみんな一時的に死んで魂だけの存在になって隔離させてもらうね!」


主人公「神は面倒な手続きをするから魂の確保と保護は私の担当になった。しかし今は悪魔の問題で今の世界から離れられないし世界中の命を刈り取るなど私一人にできるわけがない」


神「じゃあサポートとして天使の軍団を貸すよ!階級とかうるさそうだから君を熾天使と同じ階級に無理矢理進化させるね!殺す対象には君の大切な人もいるけど、世界崩壊に巻き込まれて永遠に失うよりはリセット期間中だけ会えなくてすべて終わったら元通りになる方が何倍もマシだよね!だから容赦なく殺して!」


主人公「・・・それでも大切な人を殺すのには抵抗がある。しかしやるしかないのか」

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