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――作戦開始――
計画を立ててから数カ月後、ジュリアンヌたちはデレロラン城(王子の城)に遊びに行きました。シンデリラの一応の肉親ということで、案外簡単に通してくれました。
「まあ、お義母様たち!なぜここに」
シンデリラはジュリアンヌたちが遊びに来たのでびっくりしました。
「シンデリラ、今まであなたに本当に悪いことをしてきたわ。本当にごめんなさい。手ぶらで来るのも悪いと思って、クッキーなんて焼いてみたの。どうぞ食べて」
「ありがとうお義母様」
それからジュリアンヌたちは1時間ほどシンデリラとおしゃべりして帰ると見せかけて、城の倉庫に身を潜めました。
そして夜…
「行くわよ」
3人はキャッツアイのような格好をして、城の中に忍びこみました。城の間取りは事前に調べてあるので、シンデリラの寝室には簡単に忍びこめました。
何も知らないですやすやと寝息を立てて寝ているシンデリラ。これから殺されるとも知らずに…。
ジュリアンヌは腰に装備していたピストルの銃口をゆっくりとシンデリラに向け、引き金を引きました。
バーン!!
「うっ!!」
銃の音とシンデリラのうめき声が部屋に響きました。
「うっうぅぅ、お腹が…」
シンデリラはのっそりとベッドから起き上がりました。
「トイレ行きたくなっちゃった」
シンデリラは寝相が悪いので弾を避けられたのです!
「ううぅう……お腹が痛いわ」
シンデリラは便秘ではありません。実はジュリアンヌがシンデリラに渡したクッキーに下剤が入っていたのです。そのクッキーを全部食べてしまったシンデリラはすっかりお腹を壊してしまいました。
シンデリラはシンデリラ専用トイレに入り、お腹の痛みが引くとトイレの水を流しました。
ジャジャー…
「ふぅ、すっきりした」
シンデリラはトイレから出ようとしました。ところが…。
「あら?開かないわ。どうしたのかしら」
実はこれもジュリアンヌたちが仕掛けたワナで、ドアを1度閉めたらロックがかかるように細工をしていたのです。
「きゃあ!トイレから水が!」
水はどんどんたまっていき、このままではシンデリラは溺れて死んでしまいます。
「まあ、どうしましょう…。誰かー誰か助けてー!」
ブク…ブクブク…
しばらくすると、便器の中からあぶくが出てきました。するといきなり中から魚のような頭をした魔法使いが飛び出してきました。
バッシャーン!
「きゃあ、びちょぬれ!」
「魔法使いさん!」
「今助けてあげるわ。チキンプリプリのそ〜れ。ドアよ開けー!」
バーン!
ドアが勢いよく開き、シンデリラは無事にトイレから出ることができました。
「ありがとう、魔法使いさん」
その後、ジュリアンヌたちの悪行は、城の遠山の銀さんというお奉行様に裁かれ、牢屋に入れられてしまいました。
そしてシンデリラと王子様は幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
はい、最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
「シンデリラ」も「仲直りのきっかけ」同様、数年前に妹と合作したのを引っ張り出してきました。アホな話だなって笑ってもらって結構です。
一言でも感想をいただけると嬉しいです。




