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「なんてこと!?シンデリラ、なぜここにいるの!?」
舞踏会に訪れたシンデリラに気づいたジュリアンヌは大声で叫んでしまったので、お城に警備員に捕まってしまいました。
「お義母様あぁああぁあ!」
とシンデリラは言いつつも、(よっしゃあ!)と心の中で叫びました。
ゴーン ゴーン ゴーン…
まだ来たばかりですが、もう12時になってしまいました。だけど約束の時間まであと1時間も残っています。
「おお、なんとお美しい。私と踊ってくれませんか?」
シンデリラは声を掛けてきた男性と踊ることにしました。シンデリラの頬がポッと赤くなりました。
(みんなが私たちに注目しているわ。あぁなんて素敵なの…)
シンデリラは相手の男性の顔を見ました。
(ん?)
シンデリラは顔をしかめました。なんと踊っていた相手はブサイクでアブラギッシュなおっさんだったのです。シンデリラはおっさんの足を踏みつけて急いで逃げてしまいました。
(いっやーん。汚ーい)
シンデリラはトイレに駆け込んでまた泣くのでした。
「おう、どうしたのですか?男子トイレにいるなんて。ヘンタイ…」
そう、ここは男子トイレだったのです!まぁなんということでしょう。シンデリラはヘンタイになってしまいました。シンデリラが言い訳を考えていると、天井から魚のような頭をした魔法使いが出てきました。
「チキンプリプリそ〜れ。時間よ止まれ!王子のさっき記憶よ消えろ!」
魔法使いがそう言うと、時間が止まり、王子様は動かなくなってしまいました。
「ま、魔法使いさん!」
「さあ、男子トイレから出なさい。またヘンタイと間違えられますよ」
シンデリラはなんとかその場をやり過ごしました。
しばらくすると、王子様がシンデリラの前を横切っていくのが見えました。これぞとばかりにシンデリラは王子様に猛アピールしました。
「王子様!私シンデリラといいます。一緒に踊っていただけませんか?」
王子様はシンデリラのあまりの美しさに翻弄され、さっきまで踊っていたキャサリンを捨て、シンデリラと踊り出しました。
(みんなが私たちに注目しているわ。あぁ、あぁ、王子様ぁ…)
シンデリラは王子様が好きになってしまいました。これを一目惚れというのですね…。
ゴーン…
楽しい時間も束の間、もう午前1時になってしまいました。
「あ、私もう帰らなくちゃ」
シンデリラは慌ててお城から出て、長い階段を駆け下りていきました。ごっとんばりばら…。シンデリラは焦って階段を下りたため、ずっこけてしまいました。そのせいで片っぽの靴のガラスだったはずの靴が段ボールの靴になってしまったのです。
(まあ、なんてこと!)
しかし魔法が解けかかっているので、急いで帰らなくてはなりません。
「シンデリラー!!」
後ろで王子様の声が空しく響きます。
(ごめんなさい、王子様…)




