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英雄の至宝  作者: J
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港町ラカン

元盗賊の少年ダースが友達(?)となり船内で色々話しながら首都パームに向かう二人


「へぇ、カイはそんなことに住んでたのか。ほとんど崖しかないって聞いてたけどそんなことに人が住んでたんだな。」


「うん。生まれた時からいたから気が付かなかったけど、今思うとほとんど隠れ家みたいだったかも…」


同世代の子と話す機会がなかったカイにとって他愛のない会話も新鮮だった。

流石に親のことは伏せたが、住んでた場所まで明かすほどにのめり込んでいた。


「しかし、お前その見た目で帽子まで被ってるから男に見えないぞ。というか船内でも帽子を脱がないのな。もしかして禿げてる?」 


「禿げてはいないよ。でもそんなに僕は男に見えないかな?」


「見えない。絶対に見えない。でも華奢な体格してるけどめちゃくちゃ力強いなんて詐欺だ!もしかしてカイはエルフなのか?ってそんなわけねえか!エルフだったら耳がすごい尖ってるもんなぁ。」


エルフ族の特徴として筋肉がとてもしなやかな為、見た目がかなりスマートに見える者でもとても力が強いことが多い。

ハーフであるカイも例外ではなく、彼を徹底して鍛え上げた2人の影響もあってとても常人ではあり得ない力を持っている。


「はは……そうだね……(どうしよう。言ってもいいのかな?騎士学校は差別はしないって言ってたけどここで言うのも……)


「どうした?言いにくいことだったか。すまん。俺はあんまり空気は読めねえんだ。言いたくないことだったら言わなくていいぞ。ン?着いたみたいだな。」


会話が少し詰まった所で救い船とばかりに首都パーム近くの港町ラカンに到着した。


ラカンは首都パームと近くにあり、交易の中心部であり、とても規模が大きい。人口の数もカイがいた村の200倍以上はある。(もっともカイがいた村の人口が少なすぎることはあるが)


「すごい……こんなに人がいるんだね。見たことがない建物も一杯…」


「おーい!カイ戻ってきて〜〜〜ひとまず飯食べてから、首都向かおうぜ〜。」


「ああ。ごめん。ちょっと驚いちゃって。首都はもっと人がいるって聞いたけど、僕はここの時点でびっくりだよ。

ご飯はどうしようか。何処に何があるのか分からなくて。」


「だろうと思った。こっちだ。港町ならではの海の幸を使った大衆食堂があるんだ。昔行ったことがあるから、潰れてなければそこで食べよう。

安くて結構量があるから、お勧めなんだ。」


自分と一つしか違わないのに、こうも違うのかとカイは感心しながらついていった。途中で何回か夜の店のスカウトを受けたが、ダースが上手いこと追い払ってくれた。


大衆食堂ピロスと呼ばれるお店に入ると、カイとダースは空いた席に坐りそれぞれ注文した。

ダースは特盛りの海鮮丼を、カイは店員に聞いたお勧めのロブスターを(結構値がする)


カイの手持ちにダースが少し引くも何も言わずに流してくれた。


料理を平らげた二人は、少し休憩しながら今後の移動手段について話していた。


「ふぅ……食ったな〜カイは思ったより食べるのな。所で首都パームまではどうする?あまり離れてないから歩いていくか?急ぎなら馬車があるが、俺の財布の都合だと歩いて行くだとありがたい。もちろん馬車で行くなら俺も馬車で行くけど。」


「うん。今回はそんなに急いでないし、色んなものを見たいから歩きで行こうかな。」


見るものがほとんど全て初めてのカイは食堂ですら楽しく、今も周りをキラキラ目を光らせながら話している。


「ホント楽しそうだな。いいんだけどよ。騙されないように気をつけろよ〜。」


「気をつけるよ。さて、行こうか。」


腹ごしらえを済ませ、店を出た。




やっぱりお話は難しいですね涙


一話一話を短くして話数を増やすようにしていますがいかがでしょうか。


やっぱりしっかり書いたほうがいいのでしょうか。  



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