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英雄の至宝  作者: J
2/14

森で

少しだけ戦闘回です。戦闘回と言って良いのか怪しいくらい少しだけですが…


地理的な説明をすると

カイ達がいた山間部の村は首都パームがある大陸から少し離れた孤島にあり、森を抜けて港町を目指しているところです。


故郷を出て、首都パームを目指すカイ。

山間部を抜けて森林地帯に入っていた。


「(母さんは目立つから浮遊の魔法は使わないようにって言ってたけど、徒歩の旅も悪くないな)」


一時間程なら、飛ぶことが出来るが体力を使う。それにせっかくの道中を経験しないのは勿体無いから、やめておけと父にも言われてたのだ。


徒歩で森中を進んでいると、グリズリーやオーク等を見かけるが基本的にこちらから手を出さなければ襲われることは無い。


カイは山間部の村では見たことない生き物を眺めながら、森を歩いていた。


港町が近づいて来ると、人の気配がした……というよりこちらに向かって来た。


(5人くらい…?囲うように近づいてる…?何だろうか?)


5人はカイを囲みながら、正面の男が喋り出した。


「お嬢ちゃん、痛い目に会いたくないなら金食料を置いてけ…いや……よく見たらまだガキだが上玉じゃねえか。俺たちと少し遊ぼうぜ?」


下種な笑いが飛び交う。


(お嬢ちゃん?…)

カイは少しショックを受けながら、素通りしようとした。


「おい…!人が優しくしてるからってつけあがってると……がっ…!」


立ち塞がった男は突然倒れた。鞘で喉を突かれていた。


あまりの速さに数秒程、固まったリーダー格の男が我に返り叫ぶ

「このアマ!調子に乗りやがって!お前ら!殺せ!ってあれ……」


リーダー格とおぼしき男以外全員倒れていた。そして後ろに鞘を突きつける男が一人。


「今ならまだ見逃しても良いですよ。」

カイは微笑みながら言った。


「舐めてんじゃねえぞ!グッ…………」

激昂した男のうなじを鞘で叩き昏倒させた。おそらく死んではいないから大丈夫だろうと思いながら、カイはそのまま立ち去った。


「(初めての実戦だったけど、こんな感じでいいのかなぁ、父さん達としかやってないから分からないや…)」





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