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本作品は著者の知的財産ゆえ著作権により保護されております。無断転載等は法により固く禁じれておりますゆえ、万一、違法をおかしたと判断させて頂いた場合には刑事罰に処せられることもありますのでご注意ください。


『交差点〜Crossing〜』【登場人物】

文美はるか(あやみはるか)・・・警視庁勤務、キャリア。龍玉会壊滅組織に派遣される

今井健人いまいけんと・・・龍玉会幹部であり、和也の上司。心からはるかを愛するが・・・

高橋和也たかはしかずや・・・健人の補佐として就任。健人を目の敵にするが・・・

コン・ソン・・・龍玉会が雇う掃除人

クー・ヨウ・・・龍玉会会長

田中 たなかのぼる・・・会長の側近。会のシステム全てを管理する

佐藤 さとうあつし・・・龍玉会壊滅組織を率いる。亡き真、哲二の同僚

斉藤 さいとうはじめ・・・龍玉会壊滅組織の一員、部隊編成等、作戦指揮も代行する

竹下清二たけしたせいじ・・・龍玉会壊滅組織の一員、部隊編成等、作戦指揮も代行する

竹内たけうち まい・・・龍玉会壊滅組織の一員、情報機器の専門家

椿 つばきみのる・・・龍玉会壊滅組織の一員、部隊編成等、作戦指揮担当

リー・ワン・・・龍玉会壊滅組織の一員、語学堪能。舞のサポート役。隊の編成も行える

稲葉真いなばまこと・・・潜入捜査官であり、敦の同僚。正泰の父

稲葉さなえ・・・真の妻。行方不明の正泰の帰りを待つ

稲葉正泰いなばまさひろ・・・真を幼少の頃、失う

長尾哲二ながおてつじ・・・潜入捜査官、敦の同僚

長尾武ながおたけし・・・哲二の息子

文美誠一あやみせいいち・・・はるかの父親


『交差点〜Crossing〜』―序章―


正泰の手は震えていた。

彼の様子に目を疑った和也は、尋ねた。

「撃たないのか?」

正泰は彼の問いに答えなかったが、彼は和也から視線を逸らした。

和也は薄っすらと笑みを浮かべながら言った。

「健人、お前には失望した・・・・・・」

正泰は腕を下ろし、その場に座り込んだ。

正泰に撃たれた衝撃で床に倒れていた和也は、撃たれた右肩を左手で強く抑えながら、立ち上がり、先程の衝撃で右手から離れ、床に落ちた銃を拾いに向かった。

正泰は、二度とないチャンスを放棄した。彼は、右手で握り締めていた銃を離し、横に置いた。

片手で銃を構えた和也が近づいてくる。和也の銃口は、正泰の額に狙いを定めていた。

コッ コッ コッ

ゆっくりと和也の足音が近づいてくる。

正泰は近づいてくる足音とともに迫り来る死を感じていた。

月光が廃棄工場の窓から差し込んでいる。周囲には誰もおらず、静寂が二人を包み込んでいる。

足音は健人の近くで止まった。彼が見上げると、月光を背に浴びた和也が、銃口を向け、立っていた。

「どうして、こうなってしまったのだろう・・・」

正泰はそう呟きながら、そして迫りゆく死を感じながら、ゆっくりと瞼を下ろした。

そして・・・はるかとの思い出が走馬灯のように蘇った。

パァ―ン

パァ―ン

パァ―ン 

銃声が静寂な夜に鳴り響いた。


(第1章へ続く)



交差点の著者は、他の作品を執筆出版されている為、長い間掲載を止めていた模様。

尚、交差点は著作権の絡みにより、フリーペーストが存在しませんでした。

リアリティかつ中身のある本作品が見過ごされている現状に呆れたのでしょうか。

現実世界で作家としても活躍されている彼の作品を拝見することにしますか・・・。

今後、当HPにての掲載はない模様―

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