どんなのでも神は神・・・・
皆は、神様と言ったらどんな人をイメージするだろうか?俺は在り来たりでも女神のような白い清潔そうなワンピースをヒラヒラさせて優しげに眼を細める。長い金色の髪を風にたなびかせる~、なんてのを今も変わらず想像している。何度も言うが、俺は物心がついた頃からずっと神様をうらんできた。それでもやっぱり理想の神様ってものがある。しかしどうだ?いんな俺の目の前にいる自称神様はジーンズ生地の短パン」をはいて大股おっぴろげて岩に座っている。俺の理想像にあてはまっているのは・・・金髪のロング、という事だけである。名前は音葉。年齢は恐らく16位だろう。大きな瞳に長いまつげ整った色白の顔に少し赤い頬。ようするに美少女である。いや?正確には美少女の皮を被ったおっさんである。「・・・・おい」「いったあ!」ゴツッと鈍い音をたてて本が頭にヒットした。音葉の手から離れたものであろう。「聞こえてんぞ。」「ハイ。すみません・・・・・」と、俺らの身分図はこんなものだ。あー・・・・、まあ、何はともあれ俺はコイツの手をとったのである。「よし、そろそろ行くか。」ピョン、という表現にピッタリに飛び降りると、近くにあったたんぽぽの綿毛を摘み取った。「何処へ?」地図をヒラヒラとさせるとあの自信に満ちた得意げな顔をした。「街だ。でっかくて賑わう所だよ。」口ぶりからして昴流はそこへ行った事があるのだろう。好きなのか?「何しに行くんだ?てか、俺は何すれば良いんだ?」神様って言う位なんだからやっぱすっごいのかな。やだなぁ、俺そんな凄い事できねぇよ?「記録。」あっさりと俺の予想を裏切るとこほんと咳払いをした。「そうだな、お前に説明しておかないと。」緑豊かな草原にたなびく美しい金髪の持ち主を、本当にきれいだと思った。




