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自由

作者: 一ノ瀬瑞稀


男は土砂降りの雨の中、傘もささずに無我夢中で駆けていた。なぜならその男は解放されたからだ。

何に解放されたのか、それは彼女に浮気をされた挙句、数十年勤務していた職場をクビになり仕事や人間関係から解放されたことではない。男にとってはそんなことは些細なことでしか無かった。

では、なににその男は解放され、なぜその男は無我夢中で駆けているのか。それはなにも失うものがなくなり自由に生きていけるからだ。


「私は、、俺はもうなにもない!もう怖くない!もう自由なんだ!」


土砂降りの空とは対極に男の心は澄み渡っていた。先ほどから世界が輝いて見えているほどだ。きっと今朝の占いは一位であったに違いない。

程なくして走り疲れた男は公園のベンチで腰を下ろし今後のことを考えようと思った。なにをするにもまず計画性を持って行動すべきだと考えたからだ

男は考えた。

「まずはお金が必要だからバイトを始めよう。人様の役に立つことがしたいな、1人じゃ寂しいから友人も沢山作ろう!彼女だってできるかもしれない、これからは自由に生きるぞ!」


End


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