表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

剣術闘技大会

 とうとう異世界初の街へと辿り着いた春樹達。リーシャに連れられてシャーナの門をくぐると中世のヨーロッパの街並みが見えた。

 ゲームの世界に来たような感覚に二人は驚きつつ内心興奮していた。並ぶ店には剣や盾が描かれた旗が靡いている。

(本当に異世界に来たんだね。」

「気を付けろ。今のお前らは魔族、それも魔王と高位魔族だ。人間、それもあの勇者にそれがバレたら面倒事は避けられない。)

(はい。分かりました。)

 春樹はソリュウの注意を聞きながらリーシャを見る。さすが勇者の娘というべきなのかそれとも彼女自身の人望なのか彼女はこの街では人気者で街の人達から声をかけられていた。

「リーシャ、この前はありがとうね。」

「リーシャ!剣は大丈夫か!?そろそろ俺のところに研ぎにこいよ!」

「リーシャ、一緒に遊ぼう!」

 人々から声をかけられているリーシャを見て春樹達は驚嘆していた。すると、気になる単語が聞こえてきた。

「リーシャ、今回も剣術闘技大会に出るのかい?」

「ごめんね。今回はちょっと出れないかも。」

「剣術闘技大会?」

 春樹が気になっているとレイが説明してくれた。

「気になる?剣術闘技大会はシャーナで毎年開催されている剣術自慢が集まる大会だ。まだエントリー出来るからしたいなら行ってみればいい。」

「剣術大会•••」

(丁度いい。この大会なら殺生は御法度だし相手もたかが知れてる。お前の体に慣れるのとお前が戦いに慣れるのにうってつけだ。参加するぞ。)

(わ、分かりました。)

 春樹はソリュウに言われレイに参加する意思表示をした。

「よし!ならエントリーしよう。会場はあそこに見えるコロシアムだ。」

 レイさ春樹を連れてコロシアムに向かう。それに気付いたリーシャ達も興味津々で後をついて行く。

「春樹君、大会に出るの?頑張ってね!」

「はい。ありがとうございます。」

 春樹はコロシアムに着くと早速エントリーした。これで32人が出場することになった。

「さてと、ここに出場する選手は皆実力者だ。頑張れ。」

「はい。」

 春樹は返事すると選手がいる控室に向かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ