麗羽は七乃に服を奪われ能力を失った
ジャリュウ一族五龍帝の一人ヴリトラの罠により誘き出されてしまった一刀はそこでかつての親友であった及川と戦うことになりヴリトラが入手した暗黒鎧を呼び出すスティックを手にした麗羽によって及川は暗黒鎧を纏い一刀を圧倒
一方、ヴリトラに攻められてしまう美羽達であったがそこへ卑怯を嫌うクロウが現れ一時的ながらも加勢した。
そして隙をついた美羽はスティックを取り出し、一刀に聖騎士の力を与えるのだった。
暗黒及川「ちぃっ!ジャリュウ一族の馬鹿共め!まぁいい、そんな状態の貴様を倒してこそ俺の強さが評価されるからな! 」
バッ!
一刀に向かっていく及川に対し
光一刀「及川、お前はもはやあの時のお前ではない。ならば元親友としてお前を滅する! 」
バッ!
一刀も及川に向かっていくのだった。
一方
麗羽「きいぃーっ!!あの男ったら何をモタモタしてますの!そんな男なんてすぐに倒してしまいなさい! 」
自分は力を与えるだけで見ているというのに及川がなかなか一刀を倒してくれないことに苛立つ麗羽
するとその時
七乃「袁紹様~ 」
七乃が麗羽に接近してきた。
斗詩「あの人って袁術様の側近だよね。まさか麗羽様を暗殺しようと┅ 」
猪々子「ほっとけって斗詩、あいつの武力はあたしら以下だからいくら麗羽様でも簡単に殺せやしないよ 」
確かにその通りであった。
悔しい話だが軍師的な立場である七乃の戦闘力は猪々子達よりも低く、麗羽を一撃で殺すことは不可能である。
麗羽「あ~ら張勲さんではありませんの、このわたくしに何の用ですの?もしかして美羽さんのとこをやめてわたくしに仕える気になりましたの? 」
麗羽も七乃の戦闘力を知っているため気軽に接近させてしまった。
七乃「いえいえ、実はですねぇ┅ 」
だがそれがいけなかった。
フッ!
麗羽「えっ? 」
突然七乃の姿が麗羽の前から消えると
シュパッ┅!!
さっきまで麗羽の前に立っていたはずの七乃が麗羽の後ろ数メートルに現れた。
麗羽「こ┅これは一体!? 」
これはいわゆる隠しスキル的な能力である。
たとえレベルが低くても隠しスキルを持つおかげで勇者級のレベルを持つ人物を下等レベルの主人公が逆転するという物語にはありがちなことである。
しかし、七乃が持つ能力は単なる後ろへの高速移動ではない
その能力は┅
斗詩「れ┅麗羽様!? 」
猪々子「その格好は!? 」
麗羽「格好? 」
あまりに二人が驚くので麗羽が自身の姿を見てみると
バァンッ!!
何と!?麗羽の姿は先程の黒いドレスではなく全裸であった。
麗羽「な┅何故わたくしが全裸に!? 」
何が起きたのか全くわからない麗羽であったが
七乃「どうやらこの服が力を与えているようでしたからねぇ 」
そう言う七乃の手には
七乃「脱がさせてもらいました♪ 」
バァンッ!!
さっきまで麗羽が着ていたドレスと下着があった。
麗羽「い┅いつの間に!? 」
これが七乃が持つ隠しスキル的な能力『脱衣』である。
相手が油断さえしていればバレずに服を脱がすことができるのだ。
ちなみにドレスだけを脱がそうとしたがついでに下着まで脱げてしまったりする。
そしてドレスを脱がせると力が失われるという七乃の考えは
シュパッ!!
及川「なっ!? 」
合っていたらしく、及川が纏っていた暗黒鎧が麗羽のドレスが脱げると同時に消えてしまった。
麗羽「お┅おのれ!よくもわたくしを丸裸にしましたわね!猪々子、斗詩、成敗を┅ 」
と、大勢に見られているわけではないため大事なところを隠そうともしない麗羽が二人に命じようとしたその時だった。
ゴゴゴッ┅
麗羽「ふぎゃっ!? 」
バタンッ!
突然地震による揺れが発生し、麗羽がスッ転んだ。
すると
ドッカアァーーンッ!!
火山が爆発したのだった。




