騎士のかつての親友は麗羽(バカ)を誘導する
最近ジャリュウ一族の中である噂が流れていた。
それはジャリュウ皇帝が欲しているというある道具を見つければ兵士級のジャリュウ一族であっても最高幹部である五龍帝に昇格できるという尾鰭がついた噂である。
実際はある道具を見つけた五龍帝が次の出撃を命じられるというものだがいつからか尾鰭背鰭がつけられ過ぎてしまい誤った噂となってしまった。
懸命に探そうと思うジャリュウ兵士であるがそう簡単に出撃命令が出されるわけがなく数日が過ぎたある日
『よくやったぞヴリトラよ、次なる出撃はお前に任せる』
ヴリトラ「わかりました皇帝様!このヴリトラ、必ずや騎士の奴をぶっ殺してやります! 」
ジャリュウ一族五龍帝の闇龍・ヴリトラがその道具を見つけてしまった。
そしてヴリトラが歩いていると
クロウ「よくやったではないかヴリトラ 」
ファーブニル「先を越されてしまったようだな 」
バンッ!!
他の五龍帝である三人と遭遇した。
ミズチ「で┅でも騎士の奴は手強いんだよね。ぼ┅僕達も助太刀を┅ 」
ヴリトラ「必要ねぇんだよ!この野郎!! 」
ミズチ「ひいぃっーっ!? 」
ヴリトラに睨まれビビりまくるミズチ
ヴリトラ「この俺様に策ありだ。必ずや騎士をぶっ殺してやる!お前らには悪いが精々騎士が生きてることを祈るんだな 」
そう言ってヴリトラが去ると
ファーブニル「あの奴の強気からして他に何か手を思い付いているようだな 」
クロウ「まぁ、我々には関係のないことだ。奴が北郷を倒そうともそれは出遅れた我々のせいというわけだからな 」
ミズチ「つ┅次は絶対僕が出撃するんだからね! 」
一方その頃、麗羽の城では
及川「袁紹様、ご報告したいことがあります! 」
バタンッ!
麗羽に仕えている及川が部屋の扉を開くと
麗羽「何ですの、騒がしいですわね 」
バァンッ!!
そこには全裸でうつぶせになった麗羽が香油マッサージを受けていた。
及川「実は袁紹様にお話がありまして、とある場所に向かって┅ 」
と、及川が最後まで言う前に
麗羽「却下ですわ 」
麗羽に却下された。
麗羽「何処に向かうかは知りませんが何故わたくしが向かなければなりませんの!わたくしを動かしたければそちらから来なさい。わたくしは忙しいのですから用がないならさっさと目の前から消えなさいな 」
目の前で呑気に香油マッサージをしている何処が忙しいんだ!
及川はそう叫びたかったが逆らうわけにはいかないため突っ込まなかった。
猪々子「これ以上麗羽様を怒らせるなよな 」
斗詩「すいませんがまたあとで来てください 」
従者である二人からも邪険にされた及川は
及川「わかりました。下がらせてもらいます 」
そのまま去ろうとするが
及川「しかしまぁ、大金持ちになれるかもしれへんのに話を聞かないやなんてなぁ(小声) 」
ふと去り際にて、そう呟いた瞬間
ビビンッ!!
麗羽「ちょっとお待ちなさい!それはどういうことですの! 」
『大金持ちになれるかも』という部分だけを聞き、耳を大きくした麗羽が及川を止めた。
及川「いや実はですねぇ、今から行こうという場所には埋蔵金が埋まっているという情報を手に入れまして、だけども忙しい袁紹様の時間をこれ以上削るわけには┅ 」
と、及川は言うが
麗羽「お馬鹿ですねぇ!どうして先にそれを言いませんの!もちろん行くに決まってるじゃありませんの! 」
突然態度を急変させる麗羽だが
その目にはしっかりと¥マークが映っていた。
及川「でも時間が┅ 」
麗羽「仕事があろうが無かろうが埋蔵金を優先するに決まってるじゃありませんの!猪々子、斗詩、それとブ男、今すぐその埋蔵金がある場所に向かいますわよ! 」
ダッ!
そのまま門のところへ向かおうとする麗羽であったが
猪々子「ちょっと麗羽様!? 」
斗詩「その前に服を着てくださいよ!? 」
バァンッ!!
今の麗羽は全裸であるため服を持ちながら追いかける二人であった。
そして三人が去った後
及川「にししっ!まさかこうもうまくいくとは、この手は使えるな 」
もちろん埋蔵金の話は完全なる嘘である。
及川「さて、あの馬鹿を連れ出すことには成功した。あとはヴリトラが一刀を殺してくれればそれでよしだぜ! 」
ジャリュウ一族は完全に一刀を抹殺しようと企むのだった。




