表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/100

騎士は敵前逃亡し、麗羽達は肌を見せた

反董卓連合と董卓軍の虎牢関での戦い


董卓軍は協力を申してきたジャリュウ一族の手を借り軍と兵達を分断させることで恋自らを連合軍総大将である麗羽に直接ぶつけることに成功した。


だが今の麗羽の側には


一刀「お前が呂布か、ジャリュウ一族と手を組むとはどういうことだ 」


一時的ながら麗羽の軍に所属している一刀がいた。


恋「┅知らない。あいつらが月を困らせる奴を倒してくれるのに協力してくるだけ 」


一刀「ジャリュウ一族とはあいつらが一方的に手を貸してるというわけか、だが相手が誰であろうと俺は戦うのみ 」


スッ!


一刀は愛馬であるシロガネから降りると


一刀「ハアァーーッ!! 」


バッ!


ランスを片手に恋目掛けて向かっていった。


そして


ガッキイィーーンッ!!


一刀のランスと恋の(げき)が激しくぶつかり合うと


キンキンキンッ!!


そのままランスと戟は激しい乱打を繰り広げた。


ザッ!


そして二人は一旦距離をとって離れると


一刀「やるな 」


恋「┅そっちも 」


互いの実力を評価しあうなか


猪々子「なぁ斗詩、呂布の動きが見えたか? 」


斗詩「はっきりとは見えないよ 」


二人の戦いを見て次元が違うと感じる猪々子と斗詩に対し


麗羽「何だかつまらない戦いですわね。戦いというのはやはり迫力がありませんと 」


平凡な戦いだと評価し、飽きてきた麗羽であった。


一刀「(情けない話だがこのままでは勝てないかもしれぬ、ここは少しばかり本気を出させてもらうとするか) 」


バチバチィッ!!


すると一刀が気を剣の形に練り始めたその時


一刀「! 」


シュンッ┅


突然一刀は気を練るのをやめると


一刀「お嬢様に危機が迫っている! 」


麗羽達『へっ? 』


一刀「いくぞシロガネ! 」


ブヒヒイィンッ!!


一刀は愛馬であるシロガネを呼び寄せ背中に乗ると


一刀「お待ちくださいお嬢様! 」


麗羽「ちょっと!お待ちな┅ 」


パカパッ!


何と!?麗羽が止めるのも聞かずに戦いを放り出して勝手に戦場を離れたのだった。


しーんっ┅


突然一刀が去ってしまい、この場に残されたのは麗羽、猪々子、斗詩


そして┅


恋「┅次に恋の相手、誰がする? 」


恋のみとなってしまった。


麗羽「あの男ーっ!総大将であるわたくしを置いて逃げるだなんて~っ! 」


一刀にとっては総大将である麗羽の命よりも主君である美羽の方が大きく天秤が傾いていた。


猪々子「ど┅どうするんですか麗羽様!? 」


斗詩「こうなったら私達も逃げましょうよ!? 」


麗羽「お黙りなさい!総大将が敵前逃亡だなんてできるわけないでしょ! 」


三人が揉めるなか


兵士「隙だらけだぜ呂布っ! 」


バッ!


何とか麗羽達の側にやって来た袁紹軍兵士が後ろから恋に襲いかかるも


ズバァッ!!


恋「┅邪魔 」


恋は後ろを見ずに兵士を切り裂いてしまった。


麗羽「えぇいっ!こうなったら猪々子、斗詩、あなた達二人で呂布に挑みなさい! 」


猪々子「えぇっ!? 」


斗詩「私達の実力じゃ二人がかりでも勝てませんよ!? 」


情けない話だが事実であった。


麗羽「いいからやりなさい! 」


だが麗羽が強く言うため


猪々子「こうなったら仕方がねぇ、斗詩、生きて帰れたら結婚しようぜーっ! 」


斗詩「文ちゃん、それって死亡フラグだし、結婚なんてしないからね!? 」


武器を構えた二人は勢いだけで恋に向かっていくが


恋「┅一撃で終わらせる 」


シュッ!


猪々子達『えっ!? 』


恋の姿が一瞬消え


バッ!


麗羽「なっ!? 」


二人の後ろにいた麗羽の更に後ろに恋が現れ


恋「┅おしまい 」


コォンッ!


恋が戟の石突(いしづき)(槍の刃の無い反対側)を地面に突いた瞬間!


バッキイィーーンッ!!


猪々子「なっ!? 」


斗詩「得物が!? 」


二人の得物と鎧が壊れ


そして┅


ビリビリイィーーッ!!


二人の服が破れ、二人は下着姿になってしまった。


斗詩「い┅いやあぁーーっ!! 」


猪々子「うおっ!? 」


いきなり下着姿になったことに驚きながらも急いで隠す二人に対し


スッ!


恋「┅まだやる? 」


恋が戟を突きつけると


猪々子「こ┅こんな格好で戦えるかよーっ!? 」


斗詩「麗羽様、ごめんなさ~い! 」


麗羽「ちょっとあなた達!? 」


二人は麗羽を置いてその場から去っていった。


そして残された麗羽だが


麗羽「おーほっほっほっ!天下無双の呂布といえども二人の服は破壊できてもわたくしには傷ひとつ与えられなかったようですわね 」


確かに武器類や服を破壊された二人に対し麗羽は無傷であったが


恋「┅?。あれっ? 」


コォンッ!コォンッ!コォンッ!


恋はおかしいとばかりに地面目掛けて石突を突きまくるが何も起こらなかった。


だが


麗羽「おーほっほっほっ! 」


麗羽が高笑いと同時に大きく胸を張ったことと


コォンッ!


恋が石突を突いたのが偶然重なった瞬間


バッキイィーーンッ!!


ビリビリイィーーッ!!


麗羽「えっ? 」


麗羽の鎧が壊れ、服が破れたところまでは猪々子達と同じなのだが


ビリィッ!


ぷるんっ♪


更に麗羽は下着まで破れてしまい全裸となってしまった。


麗羽「あわわっ┅!? 」


今更ながら恋の強さを()の当たりにした麗羽は腰を抜かしてしまい


じょぼぼ~っ!


盛大に漏らしていた。


恋「┅殺す! 」


麗羽「ひいぃぃーーっ!? 」


ブォンッ┅


そして恋が麗羽目掛けて戟を振り下ろし、麗羽が気を失ったその時!


ガッキイィーーンッ!!


恋「┅!? 」


クロウ「呂布よ、それはいけないな 」


何と!?ジャリュウ一族であるクロウが麗羽をかばい恋の一撃を受け止めたのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ