騎士は最愛の愛馬と再会した
汜水関の次は大陸最強の武将である呂布が潜む虎牢関に挑むことになった連合軍
そんななか、総大将である麗羽は突如緊急軍議を開き虎牢関には自分が行くと宣言!
誰もが不安に思うなか、麗羽は呂布対策として美羽を買収することで一時的ながら一刀を自軍に参戦させることに成功するのだった。
一刀「はぁ、何であんな女の軍に入らなければならないのやら 」
本心で言うならば麗羽の軍に入りたくない
だが
美羽「七乃、あのケチな麗羽姉様が妾に蜂蜜をくれるだなんて明日は嵐になるかもなのじゃ 」
七乃「いいえお嬢様、明日は槍が降るかもしれませんよ 」
麗羽に蜂蜜で買収された美羽の笑顔を見ていると何だか逆らうわけにはいかない
不本意であるがあの麗羽を守らなければならないと心に決める一刀であった。
すると
美羽「おや、迷ってしまったのじゃ 」
一刀達は歩いているうちに自軍ではなく別の軍の陣地に迷い混んでしまった。
一刀「揉め事になると面倒ですし、この辺りならまだ道はわかりますから戻りましょう 」
美羽「うむ 」
そして一刀達が元の道に戻ろうとしたその時
ドォンッ!!
何処からか激しい音が聞こえてきた。
美羽「い┅今の音は何なのかえ!? 」
七乃「落ち着いてくださいお嬢様 」
一刀「あの小屋から聞こえてきたな 」
スッ┅
そして一刀が小屋に近づくと
ドォンッ!!
また小屋から激しい音が聞こえてきた。
しかも一刀が近づいた瞬間、さっきよりも音が大きくなった気がした。
一刀「何だ?まさかジャリュウ一族! 」
敵の襲撃に備え、一刀がランスを構えたその時!
ドカァーーンッ!!
小屋の扉が勢いよく開かれると
ヒヒィーーンッ!
一刀「うわっ!? 」
美羽「一刀!? 」
小屋の中から白馬が飛び出し、一刀にのし掛かると
ヒヒィーーンッ!
すりすりっ!
白馬は一刀の顔に頭を擦り付けてきた。
一刀「この肌触り、もしやこの白馬は!? 」
一刀が白馬に心当たりがあるような発言をすると
馬超「いてて、おい大丈夫か!? 」
一刀「あなたは馬超さん 」
小屋の中から西涼軍の馬超が現れた。
どうやら一刀達は西涼軍の陣地に入っていたらしい
それから少しして
馬超「成程。そいつ(白馬)はある日に見つけて飼ってたんだが懐かなくてな、あんたの馬だったわけか 」
一刀「あぁ、我が愛馬シロガネだ 」
ヒヒィーーンッ!
そう。一刀に懐いていた白馬は別世界にて一刀の愛馬であったシロガネである。実は一話目から登場していたりする。
一刀がこの世界に来たと同時にシロガネもやって来たのだが一刀とは別の場所に現れてしまったのだ。
すると
馬超「元はあんたの馬のようだし、返してやるよ 」
一刀「本当か!? 」
馬超「あぁ、あたしには懐かなかったしな 」
一刀の元にシロガネが帰ってきた。
これにより麗羽の元へ送られることによる嫌気とシロガネに会えた喜びによってプラマイゼロになる一刀であった。




