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騎士は姫と遭遇すべし!

ある日のこと、とある世界にある王国・フランチェスカにて


騎士にとって誇り高いロイヤルナイツのリーダーに北郷一刀が任命された日、彼の親友であった及川祐の悪事が明かされロイヤルナイツを退団させられた。


そしてその日の夜、密かにジャリュウ一族と手を組んでいた及川は軍団を率いて国を滅ぼし、仲間であった一刀以外のロイヤルナイツの面々をも手にかけ、怒った一刀が及川と衝突したその時、二人の姿が消えていたのだった。


それから少しばかり時間が経過して


一刀「ん┅。一体何が起きたんだ? 」


目を覚ました一刀が辺りを見てみると


バァンッ!!


そこは荒野であった。


一刀「何処だここは!?まさか俺は夢でも見ているのか?そうだ!これは夢に違いない! 」


そう思って頬を引っ張る一刀だが


ギューーっ!!


一刀「い┅痛い 」


やはり痛かった。


一刀「まさか俺と及川の放った一撃で町を廃墟にしてしまったのか!?だとしたら俺はとんでもないことを!? 」


パニックのあまりとんでもないことまで思ってしまう一刀


するとその時


一刀「!。何やら悲鳴が聞こえる。こっちか! 」


悲鳴ならば数キロ離れた場所であっても聞き逃さない一刀の耳が悲鳴を聞き取り、一刀は声のする方へ向かっていった。


一方その頃、荒野から数キロ離れた森にて


?「な┅七乃~!? 」


七乃「大丈夫ですよお嬢様。私がお守りしますから 」


七乃と呼ばれたガイド風な服装をした青いショートカットの女性がお姫様みたいな服装をした金髪少女を守るように構えていた。


そう


アニキ「おいおいお嬢さん、できないことをできるって言うのを無謀って言うんだぜ 」


チビ「観念しなってんだ 」


デブ「んだな! 」


目の前にいるいかにも悪人面した三人組から


アニキ「俺達の目的はそこのガキだけだ。痛い目みないうちにとっとと逃げな 」


七乃「目的はお嬢様ですって!?まさかあなた達! 」


三人組の話を聞いた七乃は何故三人組が襲ってくるのか理解した。


それは┅


七乃「まさかお嬢様を食べる気ですね!確かにお嬢様は甘くてふわふわして美味しそうですが実際食べると美味しくないんですよ! 」


?「七乃、こんな時に誉めるでない! 」


誉めてない


アニキ「ちげえよ!俺達は人食い人種か! 」


七乃「やっぱり違いましたか 」


ならボケるな


七乃「さてはお嬢様の身体が目当てなんですね!まだ未発達な体をしたお嬢様の体をあんなことやこんなことをしようと企むだなんて、このロリコン! 」


アニキ「ちげえよ!ガキの体なんかに興味あるか!そんなことするならやっぱ胸が大きい姉ちゃんの方が┅ 」


七乃に言われ、アニキことヒゲの男はつい鼻の下を伸ばしながら妄想してしまうと


チビ「アニキ、何やってんすか! 」


デブ「しっかりしてほしいんだな 」


アニキ「あっ!? 」


子分二人の前で恥をかいてしまう男であった。


アニキ「よくも恥をかかせてくれたな!こうなったらお前からやってやるぜ! 」


七乃「あなたが勝手に妄想するのがいけないんじゃないですか 」


アニキ「うるせぇ! 」


アニキを余計に怒らせてしまい剣を抜かれてしまった。


?「七乃、大丈夫なのかえ? 」


七乃「大丈夫ですよお嬢様、私だってお嬢様を御守りする立場の人間です。それなりの武力はありますから 」


そう言いながら七乃は得物である剣を抜くと


七乃「やぁーっ! 」


アニキ目掛けて向かうが


キィンッ!


七乃「きゃんっ!? 」


?「七乃!? 」


剣は簡単に弾かれてしまった。


確かに七乃は剣を使うが武力はかなり下である。


わかりやすく説明すると何処かの普通太守の戦闘力が3とするならば七乃は約2であった。


アニキ「俺達の邪魔したのがテメェの運の尽きだ。二人仲良くあの世に送ってやるぜ! 」


?「七乃~!? 」


七乃「お嬢様、死ぬ時は一緒です! 」


抱き合う二人に対してアニキの剣が振り下ろされようとしたその時!


キィンッ!


ガッキィーーンッ!!


アニキ「なっ!? 」


空からランスが降ってきてアニキの剣を弾いた。


?「な┅七乃、空は雨や雪だけでなく変わった槍まで降らせるのかえ!? 」


七乃「そんなわけあるはずないですかと言いたいところですが実際変わった槍が降ってきましたねぇ 」


二人だけでなく、三人組まで驚いていると


ザッ!


一刀「ランスが落ちたのはこの辺りだな 」


バァンッ!!


この場に一刀が現れた。


アニキ「テメェ、この槍の持ち主か!何しやがる! 」


一刀「おや?気配を把握して被害が出ぬよう投げたはずなのだが 」


アニキ「んなこと言ってんじゃねぇ! 」


一刀に対して怒るアニキだが


一刀「ふむ、状況から察するにお前達がそこの二人を襲っているであってるか? 」


アニキ「無視してんじゃねぇ! 」


一刀はアニキを無視し場の状況を聞くと


七乃「そうなんです!この人達ったらお嬢様があまりにかわいいからってあんなことやこんなことをしようと企んでいるロリコンさんなんです! 」


アニキ「だからそうじゃねぇって言ってんだろう! 」


七乃が一刀に助けを求めると


一刀「ほうロリコンかはともかく、人に危害を与えるものを許しはせぬ。俺が二人に代わって相手をしよう 」


一刀は三人組にそう言った。


アニキ「テメェ、正義の味方のつもりか!野郎共、やっちまえ! 」


チビ「はいっす! 」


デブ「くたばれなんだな! 」


アニキに指示されチビとデブが一刀に向かっていき


対する一刀は


スッ!


ランスを持っていないにもかかわらずランスを突くように構えると


一刀「ランス・チャージ! 」


ゴォッ!!


突っ込んでくる二人に対して物凄い体当たりを繰り出し


チビ「がはっ!? 」


デブ「ぐへっ!? 」


ドサッ!


チビとデブはぶっ飛ばされてしまった。


アニキ「な┅何なんだよこいつ!? 」


あっという間に二人が倒されるのを見たアニキは自分では一刀に勝てないとすぐに察してしまったのだ。


一刀「さて、次はお前か 」


そして一刀が次なる獲物としてアニキを狙おうとすると


アニキ「ま┅待ちな兄ちゃん!取引しようぜ!? 」


一刀「取引だと 」


アニキ「そうだ。あんたにとっても損はねぇから話だけでも聞いてくれ!? 」


アニキが一刀に言うと


一刀「手短にな 」


一刀は構えを解き、話だけでも聞いてみることにした。


アニキ「実は俺らはある人物から頼まれてそこにいるガキを殺せば大金が手に入るんだ。そこで取引だ!兄ちゃんは俺らの邪魔さえしなけりゃ報酬の三割、いや半分くれてやるよ! 」


つまりもし報酬が100ならば三割で30のところ半分の50くれるとアニキは言っているのだ。


七乃「そ┅そんな取引に応じないでください! 」


?「(わらわ)を助けてたもう! 」


必死で一刀に助けを求める二人だが


チビ「うるせぇ!取引の邪魔するんじゃねぇ! 」


デブ「黙ってろなんだな! 」


チビとデブに邪魔されてしまった。


アニキ「どうだ悪い話じゃないだろ 」


確かに何もしないだけで報酬の半分をもらえるのならば大半の人は取引に応じるのだろうが


一刀「言いたいことはそれだけか? 」


アニキ「へっ? 」


話を聞き終えた一刀は


一刀「ならお前達を消さねばな! 」


ランスを三人組に向けて構えた。


アニキ「えぇっ!?何でだよ!?まさかまだ足りないのか!?だったら7割、いや9割くれてやるからよ!? 」


あまりあげすぎると大変なことになるのだが命には変えられないためアニキは最大限まで報酬を上げたのだが


一刀「金なぞいらん!金ほしさに悪事を見逃すなぞ騎士にとっては恥じきことだ! 」


たとえ一刀は全額渡されようとも悪事に手を染めることはなかった。


一刀「安心しろ、三人仲良く滅ぼしてくれる! 」


三人組『ひぃっ!? 』


金額を上げたことが逆に一刀を怒らせてしまい抱き合いながら震える三人組であったが


一刀「しかし、話を聞いてみれば貴様らも金ほしさに悪事に手を染めたようだ。そこでチャンスをやろう 」


アニキ「ちゃ┅ちゃんす? 」


言葉の意味はわからないがとにかく生かされることはわかる三人組


すると一刀は


一刀「今から十数える間にこの場から去れ!残っていた場合は相手をしてやろう。それでは1、に┅ 」


一刀が十数えようとすると


バビュンッ!!


三人組は即座に逃げ出した。


アニキ「お┅お助けぇーっ!? 」


チビ「死にたくないっすーっ!? 」


デブ「おかあちゃーんっ!? 」


5を数え終わる前に三人組の姿は見えなくなってしまったのだった。


そして三人組が去った後


スッ!


一刀が襲われていた二人に近づいてきた。


?「七乃、(わらわ)達はどうなるのかえ? 」


七乃「私にもわかりませんがお嬢様、もし襲われるのならばさっきの三人組の方がマシだったのかもしれませんね 」


一刀が何をしてくるかわからないためいまだに二人は抱き合っていると


一刀「二人に一つ(うかが)うが、ここは何処だ? 」


?・七乃『へっ? 』


一刀「お二人の悲鳴を聞いて駆けつけたのはいいのだがここが何処なのかわからなくてな、フランチェスカではないようだが 」


この時、七乃は『この人は何を言ってるんですかね』と心に思った。


口に出せば殺されるかもしれないからだ。


すると


一刀「そういえば申し遅れたが俺の名は北郷一刀、君達の名は? 」


一刀が名前を聞いてくると


美羽「(わらわ)は美羽じゃ 」


金髪少女はそう答えてしまった。


その直後


七乃「だ┅ダメじゃないですかお嬢様!知らない人に真名を教えたら! 」


美羽「あっ、うっかりしてたのじゃ 」


七乃は美羽に注意すると


七乃「い┅今のは間違いです。この御方は袁術といいます。ちなみに私は張勲(ちょうくん)です! 」


美羽「そうなのじゃ!(わらわ)は美羽ではない!袁術なのじゃ! 」


一刀「は┅はぁ 」


深く追求するのもあれなのでこの場はそうすることにする一刀


すると


七乃「そ┅そうだ。お嬢様を助けてくれた恩を返さないといけませんし、是非とも我が城に来てください 」


一刀「ま┅まぁ特に用もないですが 」


というわけで一刀は美羽達と共に向かうのだが


これは七乃の策であった。


実は七乃は美羽を襲撃するよう命じた黒幕に心当たりがあり、このまま帰ってもいずれ美羽が狙われてしまう恐れがある。


ならば強い一刀を味方にしてしまおうと考えたのであった。


しかし、この時の七乃は気付いていなかった。


これが後に誕生する最強の騎士と姫の出会いだということを

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