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騎士は風呂場で裸乱れ、五龍帝集結す

今回はちょっとエロ高めです

とある村にて現れたという賊退治に向かった一刀


だが既に村は村人はおろか賊まで全滅状態であり、一人残されていた賊も村を襲撃した犯人である将軍級(ジェネラルクラス)ジャリュウのヴリトラとファーブニルの手によって殺されてしまった。


そして一刀は敵わないと知りながらもファーブニルと戦い、苦戦し、重傷を負うなか、亡き仲間達の力を借りることにより何とか迎撃し、ファーブニル達を追い返したのだった。


それから三日後のこと


一刀「うぅっ┅ 」


一刀が目を覚ますと


そこは村ではなく城の中であった。


どうやらあの後、紀霊達によって城に戻されたらしい


一刀「まだ体の方は多少痛むが動けないほどではないな 」


ちなみに常人ならば一ヶ月近くは入院生活を送るはずだが、一刀は常人とはかけ離れた回復力により三日で動けるようになっていた。


一刀「しかし、よく生きていられたものだな 」


通常ならば将軍級ジャリュウと遭遇すれば死ぬ確率が生きる確率よりも格段に高い


重傷こそ負っているが生きているだけでも奇跡である。


一刀「だが戦いをしてわかった。俺はまだまだ未熟、これから鍛練してもっと強くならなければ 」


今のままではいけないと思い、更に強くなると一刀が決意していると


一刀「そういえば、さっきから足元の方が妙に重い気が┅ 」


今更ながらその事に気付いた一刀が足元を見てみると


美羽「すぅすぅ┅ 」


一刀の足元には美羽が寝ていた。


そしてその様子を┅


七乃「はぁはぁ┅、お嬢様の寝顔は最高ですね♪ 」


七乃が扉の隙間からこっそり見ていた。


一刀「何をやってるんだ七乃? 」


はっ!?


七乃がまさかバレていたとは!?というような反応をすると


七乃「お目覚めですか一刀さん 」


七乃は何事もなかったかのように普通に会話してきた。


七乃「そんなことより大変だったんですよ!紀霊さんが兵を引き連れて帰ってきたと思ったら紀霊さんの背中に一刀さんがおぶさっているし、大怪我を負っていてそれを見たお嬢様が泣いちゃって、あの時のお嬢様の泣き顔は最高でしたけど 」


おいおい


七乃「その後、応急処置しましたけど目が覚めないものですからお嬢様が目が覚めるまでここにいると言い張りまして 」


一刀「そうだったのか 」


こんな小さな体だが三日も一刀の側にいた美羽に感謝する一刀であったが


一刀「んっ?何だか布団が濡れている気が┅ 」


足の方を中心に何かの液体がかかっているのを発見した。


それは┅


七乃「あぁ、それはお嬢様のお漏らしです。一刀さんが目を覚まさないよう三日も布団を代えてませんから三日分のお漏らしがたまってますよ 」


ずこーーっ!!


まさかの状態にずっこける一刀


するとずっこけた衝撃で


美羽「う~ん┅、うるさいのぅ 」


美羽が目を覚ました。


そして目を覚ました美羽は一刀が起きてるのを見ると


美羽「一刀ーっ! 」


ぎゅっ!


一刀「うわっ!? 」


そのまま一刀に抱きついた。


美羽「三日も目が覚めぬなんて(わらわ)を心配させるでない! 」


一刀「お嬢様┅ 」


もう二度と心配かけてはいけないと一刀が心に決めると


一刀「あのお嬢様、体が濡れてるんですけど 」


はっ!?


今日の分のお漏らしをしていて下半身が濡れたままなのを忘れていた美羽


美羽「こ┅これは漏らしておらぬぞ!涙じゃ!(わらわ)は下半身から涙が出るのじゃ!? 」


だがプライドの高い美羽はもうバレているというのにこれがお漏らしであることを認めなかった。


七乃「お嬢様、お風呂に入りましょうね。一刀さんも三日ぶりにお風呂に入ってください 」


一刀「あぁ、そうさせてもらう 」


と風呂場に向かおうとする一刀であったが


ぎゅっ!


美羽「一刀、その┅(わらわ)と一緒に入るのじゃ 」


一刀「えっ!? 」


美羽の口からとんでもない言葉が出された。


だが七乃が『お嬢様がおっしゃるのでしたら』と悔しさのあまり血の涙を流しながら言うので一刀は仕方なく美羽と一緒に入ることにした。


大浴場


美羽「久々のお風呂なのじゃ 」


体を隠そうとせず、生まれたままの姿で大浴場へとやって来た美羽


この時代にガスはないので(まき)を燃やすしか暖める方法がなく、それだと薪代がかかるため定期的にしか風呂には入れなかった。


美羽「どうじゃ一刀、立派な風呂場じゃろう! 」


その貧乳で胸を張る美羽であったが


一刀「そ┅そうですね 」


一刀は美羽を見ていなかった。


必要ない余談だが一刀はタオルを腰に巻いてたりする。


一刀「(こんな時はどうすればいいんだ!?) 」


実は一刀、女の子と一緒に風呂に入るのがこれが初めてだったりする。


なので裸の美羽がいてもどういった反応をすればいいのかわからなかった。


一刀「(じっくり見ればいいのか?それとも薄目で?全く興味ない反応を┅) 」


読者はどれを選ぶ?


そしてどれも選ぶことができなかった少々ヘタレな一刀は


シュババッ!!


素早く体を洗うと


ザバッ!


美羽の方を見ずに浴槽に入った。


一刀「(こうなったらさっさと出てしまおう) 」


これが一刀が考え抜いた選択であったが


美羽「むぅっ! 」


この選択に美羽は怒ってしまい


美羽「一刀!(わらわ)をもっとよく見るのじゃ! 」


浴槽にいる一刀に向かって歩いたその時


つるっ!


美羽「ふえっ? 」


美羽の足が滑ってしまいそのまま頭を打ちそうになったその時


一刀「お嬢様っ! 」


ガシッ!


一刀が美羽を受け止めた。


だがその際


むにぃっ♪


一刀の手が美羽の胸に当たっていることに一刀は気付かず


美羽「はうぅ┅ 」


ちょろろ~っ┅


初めて男に胸を触られた衝撃に美羽はお漏らししたその時


七乃「やはり一刀さんだけお嬢様とお風呂に入るのはずるいですので私も入らせてもらいます~! 」


紀霊「よう北郷、目を覚ましたんだってな、背中流してやるよ! 」


袁渙「ま┅前が見えません!? 」


ぶるんっ♪


風呂場に裸の七乃、紀霊、ついでに袁渙が現れた。


と、その時!


袁渙「あぁっ!? 」


眼鏡を外して前が見えない袁渙が転んでしまい


紀霊「うわっ!? 」


七乃「あれっ? 」


美羽「えっ? 」


一刀「はて? 」


どったぁーーんっ!!


一刀達を巻き込んで倒れてしまい


美羽「いたた┅ 」


いち早く転倒から立ち直った美羽が起き上がると


そこには┅


袁渙「ごめんなさいです~ 」


紀霊「ったくよ! 」


七乃「痛かったです~ 」


一刀「(こんな時はどういった反応をすればいいんだ?) 」


バアァーーンッ!!


倒れている一刀の体の右腕と左腕に紀霊と袁渙が胸を押し当てて倒れ


七乃が一刀の胸に胸を押し当て


美羽は一刀の顔に股間を押し当てているという光景ができあがっていた。


一刀「(何だか顔に何かの液体がかかっている気がするのだが) 」


一刀がそんな日々を過ごしている頃


ジャリュウ一族が存在するという暗黒魔界


ヴリトラ「しかしまぁ、あのロイヤルナイツの奴には驚いたねぇ、油断していたとはいえファーブニルに一撃与えるだなんてさ 」


ファーブニル「確かに俺は油断していたがそれだけではない。あいつにはまだ自身も知らぬ力が奥底にある。それが引き出されたから俺は負傷したのだ 」


五龍帝の二人が話していると


及川『あいつには秘めた力がある。油断するなって言っただろ馬鹿か』


外史の世界にいる及川が映像から話しかけてきた。


ヴリトラ「あれれ~、誰かと思えばロイヤルナイツのリーダーの座を奪われた及川じゃないのぉ、お前がそんな台詞言うの~? 」


及川『うるせぇっての!それに奪われたんじゃなくて譲ったようなものだ』


奪われた側は大抵そう言う


そんな会話をしている時


ばくんっ!


映像の及川がいきなり食べられてしまった。


ニーズヘッグ「美味しくない 」


ジャリュウ一族五龍帝の一人・地龍ニーズヘッグ


茶色の鎧を身に纏った肥満体の龍人型ジャリュウ一族でのんびり屋だが何でも食べる性格。人や同じジャリュウ一族すらも


ミズチ「ダメだよ!?映像を食べちゃったらきっとあっちの及川まで食べられて!?きっとあっちの世界じゃ体を半分食べられた及川が現れて┅ひいぃっ!? 」


及川『そんなわけないだろ』


ジャリュウ一族五龍帝の一人・水龍ミズチ


青の鎧を身に纏った細身の龍人型ジャリュウ一族で常にマイナス思考かつビビりな性格


クロウクルワッハ「ったく、騒がしい奴らだ 」


ジャリュウ一族五龍帝の一人・斬龍クロウクルワッハ


緑色の鎧を身に纏った五竜帝の紅一点で他のメンバーと違い人型のジャリュウ一族。剣の使い手。あだ名はクロウ


クロウ「ところでヴリトラ、ファーブニル、お前達が会ったのは北郷一刀で間違いないか? 」


ファーブニル「違いない 」


ヴリトラ「あれれ~、もしかして殺したいとか? 」


クロウ「まぁ、そんなところだ 」


そう言いながらクロウは皆から見えない位置に行くと


クロウ「(まさか奴がいるなんてな、師である先代クロウクルワッハが奴に倒された時に奴を見て以来体は熱くなるし胸が痛むのだ。奴め、きっと私に呪いをかけたに違いない!) 」


彼女はそれが恋心であることを理解していなかった。


とまぁ、五龍帝と及川が勢揃いしたその時


『鎮まれ』


何処からか声が聞こえてきた瞬間


ババッ!


さっきまで自由にしていた五龍帝と及川が集合し、一斉に片腕片膝をつきながら頭を下げた。


この声の主こそジャリュウ一族の皇帝(エンペラー)級であるジャリュウ皇帝である。


『及川、貴様はその世界にて暗躍を続けよ。必要ならば隊長(リーダー)兵士(ソルジャー)ジャリュウを使え』


及川『承知しました』


『五龍帝も各々出撃準備を怠るでない』


五龍帝『ハッ! 』


及川や五龍帝すらも従えてしまう


それがジャリュウ皇帝であった。


『ロイヤルナイツの生き残りよ、我らジャリュウ一族と貴様のどちらが勝つか見物であるな』

年内での仕事が終わり、時間があるため不定期ではありますが投稿速度が早くなります。

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