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騎士は友の異変に早く気付くべし!

新作投稿です!


キーワードでわかりますが今回のヒロインはあのキャラです!


ちなみに西森の中では長編で麗羽がヒロインはありえません

コケコッコォーッ!


ここは西洋風な世界に存在するフランチェスカ王国


農家では鶏が鳴き、大きな風車が回り、一見すると争いの無い平和な世界のような感じなのだが


ギャシャアァーーッ!!


そんなわけがなく、この世界には遥か昔より人間を滅ぼすべく暗黒魔界からやって来たジャリュウ一族が存在していた。


鎧を着たリザードマンに似た姿をした奴らは一般兵であっても国の兵隊より強く、階級が隊長(リーダー)(クラス)将軍(ジェネラル)級、皇帝(エンペラー)級とあり、将軍級であれば一体で国を滅ぼす力を持つと言われている恐ろしい一族である。


だが神は世界を見捨てなかった


この世界には将軍級ですら倒す力を持つと言われている五人の戦士達、通称・王宮騎士団(ロイヤルナイツ)がいたのだから


ゼクス「うおりゃーっ! 」


ドッカァーーンッ!!


ロイヤルナイツ1の力を持つゼクス・ウォリアー


斧を武器とする一番の力持ち。坊主頭の脳筋


タリアス「ハァーーッ! 」


シュシュッ!!


ロイヤルナイツ最年少の16歳タリアス・サジ


弓を武器とする。金色長髪の目隠れで背が低く、動きは早いが少々サボり癖がある


シルド「やっ! 」


ガキィンッ!!


ロイヤルナイツ紅一点シルド・アリバ


盾を武器とする。赤髪ポニーテールの並乳で性格はツンデレ


そして┅


一刀・及川『ハァーーッ!! 』


ズババァーーッ!!


ロイヤルナイツの二大看板と呼ばれ実力もかなり高い二人の騎士


北郷(ほんごう) 一刀(かずと)及川(おいかわ) (たすく)


二人とも剣を武器としており、実力は互角と言われていた。


この五人こそが王国が誇る最強戦士・王宮騎士団(ロイヤルナイツ)である。


彼らは共通装備としてランスを持っているが気を練ることによってそれぞれの装備に変えることができるのだ。


ある日、五人は任務を終えたあと国王に呼ばれ各自馬に乗りながら王宮へ向かっていた。


ゼクス「しかし、国王様が俺達を呼び出すだなんて何事だろうな? 」


シルド「きっと不在になっているあたし達のリーダーを決めようとしてるのよ 」


タリアス「だったらリーダーは二人のうちのどちらかに決まりだね 」


そう。リーダーを決めるというのならば三人の心の中では二人のどちらかに決まっていた。


それは┅


及川「そりゃわいとかずピーのどっちかやろ! 」


一刀「えっ? 」


及川「って、何を驚いてんねん! 」


一刀自身自分がリーダー候補になっていることに気づいていなかった。


ゼクス「確かにリーダーはお前達二人のどちらかに違いないだろうな 」


タリアス「ホント二人はすごいよね。入団当初は和人(わじん)と呼ばれて不遇な扱いだったのにさ 」


この世界では日本風な名前は和人と呼ばれて不遇な扱いを受ける。いわゆる人種差別である。


だが一刀と及川の二人は世間に実力を見せつけて世間を騒がし、いまやロイヤルナイツの一位二位を争うくらいになった。


シルド「でもどっちが選ばれるのかしらね? 」


及川「そりゃかずピーに決まっとるやろ。わいは万年二番やからな♪ 」


一刀「そんな、俺なんてリーダーの(うつわ)じゃ┅ 」


及川「謙遜すんなて、お前がリーダー、わいがサブリーダーで決まりやがな! 」


ゼクス「誰がサブリーダーだっての! 」


ギャハハッ!


この時の五人は互いに笑いあっていたが、五人は自分達に大変なことが起こることを知らなかった。


まさかこの後に大変な悲劇のきっかけが起きるだなんてことを


そして数時間後


馬から降り、国王の前に五人が並ぶと


国王「ロイヤルナイツの面々よ、此度の働き世は誠に感謝する 」


一刀達『ハッ! 』


大勢の民達が見守るなか、一刀達は国王に頭を下げた。


国王「さて今回皆を呼び寄せた件であるが未だ不在であるそなた達のリーダーを決めようと思ってな 」


やはり一刀達が思っていた通りであった。


国王「そなた達のこれまでの功績の結果、勝手ながら世が決めさせてもらった。これよりその名を読み上げる 」


果たしてロイヤルナイツのリーダーに選ばれたのは一刀か及川か、それとも他の三人か┅


国王「北郷 一刀、そなたをロイヤルナイツのリーダーに任命する 」


一刀「ありがとうございます 」


やはり誰もが予想していたように一刀が選ばれた。


及川「やったやないかかずピー! 」


一刀「ありがとな及川! 」


これで今日の日程は終わったかに思えたのだが


国王「続けて世から皆に大事な話がある 」


まだ国王は話があるようだ。


一刀達や民達が話を聞いてみると


国王「及川 祐、そなたについてじゃ 」


及川「わいかいな? 」


一刀「まさなサブリーダーへの任命か? 」


一刀がそう思うなか


国王「及川 祐、そなたは本日をもってロイヤルナイツを除名処分とする! 」


及川「へっ? 」


国王の口からとんでもない言葉が出された。


及川「待ってください国王様!何でわいがロイヤルナイツを除名処分にされやなならんのや!? 」


国王に異議を申し立てる及川であったが


国王「世が何も知らぬと思っておるのか、そなたはジャリュウ一族と繋がっておるであろう 」


国王のこの一言に全員が驚いた。


誇り高きロイヤルナイツが悪であるジャリュウ一族と繋がっている。


現代でいうなら警察官が泥棒と手を組んでいるようなものである。


一刀「そんな!?国王様、何かの間違いでは!? 」


親友を助けようとする一刀であったが


国王「間違いはない!その証拠に先程から及川は黙ったままであろう 」


確かに国王の言うように及川は否定するどころか黙ったままであった。


国王「本来ならば処刑であるが元ロイヤルナイツを処刑するのは心が痛む。よってこの国から出ていくがよい! 」


ロイヤルナイツを除名処分されただけでなく国外追放までされた及川


一刀「お┅及川!? 」


一刀がショックを受けているであろう及川に声をかけようとすると


及川「あ~あ、仕方ないな、たぶん濡れ衣やと思うけどそんな疑いがあるんじゃしゃあないな、ほなさよならやでかずピー 」


及川は笑いながら去っていった。


一刀「及川┅!? 」


一刀は及川を追いかけようとするが


ゼクス「やったな一刀! 」


タリアス「リーダーおめでとう! 」


シルド「今日はこれからパーティーらしいし、盛り上がるわよ! 」


一刀「あっ┅ 」


仲間や民達に遮られ、一刀は及川を追いかけることができなかった。


そしてその日の夜


一刀「及川、何処へ行ったんだろう 」


パーティー終了後、一刀は及川がいそうなところをくまなく探したが夜になっても及川は見つからず森にまで探しに行った。


一刀は捜索の最中、ロイヤルナイツの仲間達にも手を貸してくれるよう頼んだがジャリュウ一族の奴を探す気はないと断られてしまった。


一刀「及川、俺はたとえお前がジャリュウ一族と繋がっていたとしても俺だけはお前の親友┅ 」


と、一刀が森を抜け町が見えてきたその時!


ヒヒィーーンッ!


一刀「んっ?どうしたんだシロガネ? 」


一刀の愛馬である白馬シロガネが慌てた様子で駆け寄ってきた。


すると


ボオォーーッ!!


何と!?町が燃え、火事が発生しまくっていた。


一刀「あれは火事か!?急いで消火せねば! 」


消火活動をすべくシロガネにまたがった一刀が町に入ると


そこには┅


ギャシャアァーーッ!!


ジャリュウ一族が暴れまくっていた。


一刀「あれはジャリュウ一族!?何故こんなとこに!? 」


ジャリュウ一族の出現に驚く一刀だが更に驚くべきことに


バァンッ!


兵隊(ソルジャー)級であるジャリュウ兵士が傷ついた体のゼクス、タリアス、シルドを引っ張っていた。


一刀「みんな!? 」


仲間の危機を感じた一刀は一気に飛び出し


一刀「ハァッ!! 」


ギャシャアァーーッ!?


あっという間にジャリュウ兵士を倒し


一刀「大丈夫か!? 」


仲間達を救い出した。


シルド「か┅一刀┅ 」


一刀「何があった!?何故ジャリュウ一族がいるんだ!? 」


目を覚ましたシルドから話を聞こうとすると


?「それは俺が教えてやるよ 」


突然一刀の後ろから声が聞こえ、一刀が振り向いてみると


そこには┅


一刀「お┅及川!? 」


バァンッ!


及川がジャリュウ一族と並んでいた。


一刀「何でお前がジャリュウ一族と!? 」


信じられないものを見てしまったような感じの一刀が聞くと


及川「プフッ!相変わらず鈍いなかずピー!いや北郷一刀 」


そう言いながら眼鏡を外す及川


及川「国王が言ってただろ。俺はジャリュウ一族と繋がっていると、あれ実は本当なんだよね 」


いつもの口調でもなければふざけた感じの話し方でもない及川


及川「気付かれるのが早かったが俺は裏でジャリュウ一族と手を組んでいたんだ。この世界を滅ぼすためにな! 」


一刀「滅ぼすだと、何故お前がそんなことを!? 」


続けて一刀が及川に聞いてみると


及川「何故だって?原因はお前だよ一刀 」


一刀「俺が原因だと 」


及川「同じ和人、同い年、身体能力までほぼ同じだというのにお前ばかりが人気ありのナンバー1。ずっと二番だった俺の気持ちがわかるかよ 」


一刀「及川┅ 」


及川「だから俺はジャリュウ一族と手を組んで力を得た。それが国王にバレたから国を滅ぼしたわけさ!傑作だったぜ。いつも人々を守っていた俺が襲っているのを見た民達の反応がな、大笑いだ 」


笑いながら言う及川に


一刀「及川、お前ーっ! 」


仲間が倒され、裏切りを目撃し、怒った一刀はランスを構えて及川に向かっていった。


及川「あのなぁ一刀、お前なんてもう俺の眼中にないんだよ。だって┅ 」


及川は一刀の前に手を出すと


ドォンッ!!


一刀「がはぁっ!? 」


ヒヒィーーンッ!?


衝撃波のようなものを繰り出し、一刀の体ををブッ飛ばした。


及川「お前と俺の力は互角、ならジャリュウ一族の力を手にした俺の力は既にお前を越えたわけだからな 」


一刀「く┅くそっ! 」


及川「もはやお前の相手なんてする価値すらない。一撃で仕止めてやるよ! 」


ゴゴゴッ┅!!


気を練った及川は巨大な剣を作ると


及川「あの世で自分の愚かさを後悔しな! 」


ブォンッ!!


動けない一刀目掛けて剣を投げた。


一刀「(殺られる!?) 」


一刀自身が諦めかけたその時!


ズブシュッ!!


一刀「えっ? 」


何かに剣が突き刺さるような音が聞こえたが一刀に傷はなかった。


一刀が目の前を見てみるとそこには┅


一刀「ゼクス!?タリアス!?シルド!? 」


ロイヤルナイツのゼクス、タリアス、シルドが一刀を守るように一列になり剣を防いでいた。


及川「こら笑える。リーダーに任命された奴を部下が救いに来たってか 」


ゼクス達の行動をバカにする及川だが


ゼクス「及川、たとえお前がリーダーに選ばれたとしても俺達はこんな風にお前を守りはしねぇよ 」


タリアス「僕達はリーダーだから一刀を助けたわけじゃない。大好きだから助けたんだしね 」


シルド「あんたは一刀を憎んでいるようだけどあんたは一刀のように人の役に立つことをしたのかしら? 」


及川「何だと! 」


一刀「みんな┅ 」


ロイヤルナイツの三人は自分の命を捨ててでも一刀を守る!そう決意していたのだ。


そして


ゼクス「一刀、俺達の力をお前に託す! 」


タリアス「受け取ってくれや 」


シルド「リーダーの就任祝いってとこね 」


パアァッ!


三人の体は光になると一刀の中に入っていった。


及川「ちっ!まぁ雑魚が何人集まろうが大した力にはならん!一刀、お前もすぐに仲間のいるあの世に送ってやるぜ! 」


一刀を殺そうと迫る及川であったが


一刀「及川┅、俺はもうお前を許さん! 」


ゴォッ!!


仲間達から力を受け取り、仲間達を馬鹿にした親友への情けを捨てた一刀の力は先程までより大きく膨れ上がり


一刀「ハァーーッ!! 」


パアァーーッ!!


銀色に輝いた一刀は剣を構えて及川に向かっていった。


及川「(奴の力が前より上がっている!?)くたばりやがれ! 」


ガッキィーーンッ!!


両者ともに激しくぶつかり合った。


だがその結果┅


ゴゴゴッ┅!!


二人が同時に放った攻撃の衝撃によって時空の歪みが発生し


一刀・及川『なっ!? 』


ヒヒィーーンッ!?


ギャシャアァーーッ!?


歪みは一刀、及川、シロガネとジャリュウ兵士達をも巻き込んで吸い込むと


シュウゥッ┅


あとには傷ついた人々と崩れた町の残骸しかなく一刀達の姿は消えていたのだった。


さてさて一刀達が消えた同時刻、別世界にて


?「お嬢様~、そんなに走ると転んじゃいますよ~ 」


?「(わらわ)は転ばぬのじゃ~ 」


ガイド風な服装をした青いショートカットの女性とお姫様みたいな服装をした金髪少女が森の中を歩いていた。


そして


?「ぶぎゃっ!? 」


金髪少女は転んでしまった。

W及川による雑談


及川(他作品)「うおっ!?わいが強くてかっこいいがな!? 」


及川(今作品)「バカそうな面構えだな 」


及川(他)「なぁなぁ、あんたもやっぱおっぱい好きなんやろ!どんなおっぱいが好みや?わいは当然巨乳爆乳が好み┅ 」


及川(今)「死ね! 」

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