【揺花草子。】<その1164:純潔の。>
【揺花草子。】<その1164:純潔の。>
Bさん「阿部さんって阿部さんじゃん。」
Aさん「・・・うん・・・。阿部さんは阿部さんですけど・・・。」
Cさん「ジャスタウェイがジャスタウェイ以外の何ものでもないように
阿部さんは阿部さん以外の何ものでもないわよね。」
Aさん「いや、うん・・・。
そっちのジャスタウェイは競走馬だったりもしますけどね・・・。」
Bさん「例えば、在りうべからざる未来の話なんだけど。」
Aさん「はい?」
Bさん「阿部さんが結婚したとします。」
Aさん「それが在りうべからざる未来の話なの!!? 在ってはならないの!!???」
Bさん「たぶんこの世界線では起こらない事態だけど、何らかの因果律的なアレとか
超ひも理論的なアレとかが作用して阿部さんが三次元のお嫁さんを貰ったとします。」
Aさん「そんな形而上学的なアレとか全宇宙的なアレが起こらないと
ぼくお嫁さん貰えないの!?」
Cさん「少なくとも今回の宇宙では無理なんじゃない?」
Aさん「そんなレベルで!!?」
Bさん「で、これまた惑星直列に相当する奇跡が起きて、
阿部さんとそのお嫁さんの間に赤ちゃんが産まれたとする。」
Aさん「は・はぁ・・・。
もうなんかいろいろ酷いけどいちいちツッコんでると進まないから
もうそれでいいや・・・。」
Bさん「阿部さんには似ても似つかず、お母さんに良く似た玉のような女の子。」
Aさん「お、おう・・・。」
Cさん「金髪碧眼のね。」
Aさん「(っっっ!!!////)」
Bさん「(ちょっ!!!//// なななななに言ってんの・・・!!?////)
ま、まぁとにかく、阿部さんに女の子の赤ちゃんが産まれました////」
Aさん「は・はい・・・////」
Bさん「阿部さん臆面もなく『マリア』とかつけそう。」
Aさん「なんだよダメなのかよ!!!」
Bさん「いやダメってことないけどー。親御さんのセンスですしー。
でも阿部さんち仏教じゃーんとは思うけどー。」
Aさん「まあ・・・そうだけど・・・。」
Bさん「男の子だったら『マリオ』だね。」
Aさん「阿部マリオ!!???」
絶妙に収まり悪い。
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