【揺花草子。】<その1078:夏目先生。>
【揺花草子。】<その1078:夏目先生。>
Bさん「阿部さんって剣呑だよね。」
Aさん「えっ、ぼくが? 剣呑?
そうかなぁ・・・? 初めて言われたけど・・・。
どの辺がさ?」
Bさん「阿部さんの将来性と言う意味で。」
Aさん「酷いな!!! なんてコト言うんだよ!!!
ぼくは大器晩成型なんだよ!!!」
Bさん「晩成する頃にはもう80歳くらいになってるかも知れないじゃん?」
Aさん「イヤッ・・・うーん・・・それは・・・正直解らないけど・・・。」
Bさん「まぁそれは置いといて、とにかく剣呑ですよ。
辞書的な定義では『危険な感じがするさま。また、不安を覚えるさま。』とあります。
出典はデジタル大辞泉です。」
Aさん「はぁ、うん。そう言う意味ですねぇ。」
Bさん「でもさ、剣呑ってさ、なんか語感だけ聞くとあんまり危ないカンジしなくない?
『呑気』の『呑』が入ってるせいか、妙にマイルドな気がするんだよね。」
Aさん「うーん、まぁ、確かにそうかも。
それに最近あんまり聞かない言い回しでもあるしね。」
Bさん「言葉の響きもなんか可愛いもんね。」
Aさん「可愛い? そうかな?」
Bさん「そいつは剣呑だのん!」
Aさん「言い方じゃん!!!」
確かに可愛いけど。
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