【揺花草子。】<その1154:考え方を育てる。>
【揺花草子。】<その1154:考え方を育てる。>
Bさん「新しいマンガ考えた。」
Aさん「おっ・・・それ久しぶりだね?
昔は『疾風<かぜ>のセパタクロー』とか『エマ、レイ&パー子』なんて言う
酷くアレなアイディアを出して来てたけどね?」
http://28if.studiohs.com/brief/2012/10/01.html
http://28if.studiohs.com/brief/2013/02/15.html
Bさん「存在が既に酷くアレな人に酷くアレだとか言われるとちょっと凹む。」
Aさん「凹むなよ!! そこは反論して来てくれよ!! ぼくが悪者みたいだろ!!!」
Cさん「存在が酷くアレだと言う部分に関しては否定しないのね。」
Aさん「否定したところで聞いてくれないのは分かってますからね・・・。」
Bさん「とにかく新しいマンガですよ。
今度は阿部さん大好きゆるふわ魔法少女ものです。」
Aさん「あっ・・・そ・そうなの?」
Bさん「このアイディアを引っ提げて
芳文社さんか一迅社さんあたりに持ち込もうと思ってるよ。」
Aさん「具体的な名前出すのやめて!!!」
Bさん「とにかく魔法少女もの。
ただ、競合が山ほどあるジャンルじゃないですか。」
Aさん「まぁ・・・確かにそうだよね。
ずっと昔からそれこそ星の数ほどの作品があるよね。」
Cさん「それだけ阿部さんの嫁もいっぱいいるってことよね。」
Aさん「なに言ってくれてるんですか!!?」
Bさん「とは言え一口に魔法少女ものと言っても、それぞれ独自要素を
入れて来たりするじゃないですか。
変身アイテムひとつとっても魔法の杖だったり
ペンダントだったりコンパクトだったり。」
Aさん「まぁ、そうですねぇ。」
Cさん「同じように武器もいろいろよね。
最後まで出し惜しみした弓だったりその筋の方々から盗んできた銃火器だったり
スカートの裾から出て来るマスケット銃だったり剣だったり槍だったり。」
Aさん「あれおかしいなそれ1つの作品だけの話じゃないですか!?」
Bさん「そんな風にね、小物設定は作品世界観を決定づける非常に重要な要素なわけです。」
Aさん「うん、それはまぁ、そうだろうねぇ。」
Bさん「そこでぼくが考えた作品では、魔法少女たちは数字を武器に戦うの。」
Aさん「数字・・・ですか?」
Bさん「そう。
少女たちはね、数字によって均衡が保たれているこの世界を崩壊させようとする
悪の組織『アンチ・ディメンション』と戦うの。
その総統であるネイ=エウクレイデスと言うラスボスがいてね。」
Aさん「なにその設定・・・。」
Bさん「で、少女たちはこの世界の均衡を守る『ピタゴラスの子供たち』と言う
組織に属している。」
Aさん「はぁ・・・。」
Bさん「まぁそんなわけで第3第4の勢力が絡んできたり裏切りや策謀が渦巻いたり、
そしてついには世界の在り方に少女たちが疑問を持ってしまったりとか、
そう言う感じ。」
Aさん「いやー・・・既視感すごいわぁ・・・。」
Bさん「そして肝心の作品名はね。」
Aさん「え、うん。」
Bさん「『ピタゴラスウィッチ。』」
Aさん「はいアウトおおおお!!!!!」
ユーフラテスさんに監修をお願いしたい。
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