【揺花草子。】<その1152:永遠の若手。>
【揺花草子。】<その1152:永遠の若手。>
Bさん「先輩風を吹かせたい。」
Aさん「うーん・・・。
・・・うーーーん・・・・・・。」
Cさん「どうしたの阿部さんそんなに困った顔をして。
ついに借金で首が回らなくなった?
臓器の売買は違法よ。」
Aさん「なにさらっと不穏当なこと言ってるんですか!!!
別に資金繰りに困ってるわけじゃありませんよ!!
困ってるのはお宅の娘さんの発言ですよ!!」
Cさん「不出来な娘でごめんなさいね。
阿部さんが支えてあげてね。」
Bさん「どさくさに紛れてなに言ってるの!!???////
・・・って、そんなのは別に良いの!
とにかく先輩風を吹かせたいんだよう!」
Aさん「いやー・・・だからもうそのきみの願望に対してぼくは
こうして頭を抱えざるを得ないわけでね?
なんと言う無理難題を言ってくるんだろうかと・・・。
なんでそんなこと思うわけ?」
Bさん「いやホラ時候は春、別れと出逢いの季節じゃないですか。」
Aさん「まぁ、そうですねぇ。」
Bさん「4月から新たな場所に身を置く人もいれば、
そう言う人たちを迎え入れる人たちもいる。」
Aさん「うんうん。」
Bさん「サウイフモノニワタシハナリタイ。」
Aさん「なに沢賢治だよ。いろいろ間端折ってるよ。」
Bさん「つまりね、新しい人を迎え入れて、その人に対していろいろ教えてあげたいの。」
Aさん「いろいろって・・・例えば?」
Cさん「阿部さんのクレジットカードのセキュリティコードとかよね?」
Aさん「悪質!!!! それすっごい悪質!!!」
Cさん「じゃあ阿部さんのスリーサイズとか?」
Aさん「その情報知りたい人いる!!? ぼくも知らないですしね!!?」
Bさん「ともかくそう言う新人さんにいろいろ良くしてあげたいの。
そして『ブリジットさんてすごいですね! 物知りですね!』って言われたい。
羨望のまなざしで見てもらいたい。」
Aさん「はぁ・・・。」
Bさん「だから阿部さん街に出て
若い子を捕まえて来てください。」
Aさん「今日びぼくが捕まるわ!!!!!」
前科持ちになってしまう。
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