【揺花草子。】<その1150:おれは村中でいちばん。>
【揺花草子。】<その1150:おれは村中でいちばん。>
Bさん「ベアを要求したい。」
Aさん「・・・いやー・・・。」
Bさん「ちょっと阿部さんなんとか言ったらどうなの?
労働者の訴えを黙殺するつもり?」
Aさん「人聞きの悪いこと言わないでよ!!
別にぼくはきみの雇用者じゃないしね!!?」
Cさん「どっちかと言うと阿部さんの方が下僕キャラだものね。」
Aさん「違いますよね!!? なにその新しい関係性!!?」
Bさん「いま巷では春闘が流行ってるじゃん?」
Aさん「いやあれは流行ってるとかじゃないよ?
毎年のことだから・・・。」
Bさん「労働者側の要求はいろいろあると思うけど、いちばんの要求は賃金の底上げ、
すなわちベースアップじゃないですか。」
Aさん「まあ、そうですねぇ。」
Bさん「ベースアップ、俗に『ベア』と呼ばれますよね。」
Aさん「うんうん。」
Cさん「がうがう。」
Aさん「違います。可愛くしないで下さい。」
Cさん「邪険にされた〜!」
Aさん「(面倒くさい・・・)」
Bさん「ともかく、この、『ベースアップ』を『ベア』って言う省略の仕方に
なんと言うか時代を感じます。」
Aさん「あぁー・・・うーん、まぁ確かに。
たぶんずいぶん前から使われてる表現なんだと思うけど、
今の時代だったらそう言う省略の仕方はしないと思うね。」
Bさん「『モガ』とか『モボ』と同じ省略の仕方だもんね。」
Aさん「それは古すぎるよ!!」
古き良き時代的な。
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