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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年3月
75/365

【揺花草子。】<その1144:ドキュメント3.14 #3>

 【揺花草子。】<その1144:ドキュメント3.14 #3>


 Aさん「えっと、実は・・・////」

 Cさん「さて、じゃあ次は私たちのターンね。」

 Aさん「(・・・っ)」

 中の人「ん? なんですか?」

 Bさん「今年はふわふわチョコシフォンにしてみたよ。」

 Aさん「お・おぉ・・・美味しそう・・・」

 Cさん「『みでし』で小紅ちゃんが作ってたので。」

 Aさん「いや確かにそうでしたけど。真白たん大喜びでしたけど。

     そう言うチョイスの仕方なんですね。」

 Cさん「さっそく食べる?」

 中の人「いやだからまだ今日の収録1本もやってないんですけど。

     せめてお昼とかにしましょうよ。」

 Bさん「それじゃちゃちゃっとやっちゃいましょうよ。

     いつもみたいに捧腹絶倒のネタをバシッと記録しまくって

     早々に今日のノルマ上げちゃいましょ。」

 中の人「いや捧腹絶倒って言われると・・・それはどうかなって思うけど・・・。

     て言うか今日は随分積極的じゃないか。」

 Cさん「それだけ美味しくできた自信があるってことよ。ねえブリジット?」

 Bさん「う・うん・・・まぁ・・・////」

 Cさん「せっかくだし美味しいコーヒーとか紅茶とかと一緒に食べたいわよね。

     あとでお昼に出るついでに買って来ましょうか?」

 Aさん「あのっ!」

 Bさん「うわビックリした! ど・どうしたの阿部さん?」

 Aさん「お・お茶は・・・あります。」

 Bさん「えっ、そうだっけ? 確かバックヤードの在庫は

     無くなってたような気がするけど・・・」

 Aさん「そ、そうじゃなくて、これね・・・。」


     ガサカサ


 Bさん「・・・あっ、桜のお茶・・・」

 Cさん「この缶のパッケージデザインが可愛いのよね。

     なかなか素敵なチョイスじゃない、阿部さん!」

 中の人「おっ・・・それぼくも知らなかったぞ?

     阿部くん個人で用意してたの?」

 Aさん「え、えぇ、はい、まぁ。」

 Cさん「さすが安定のソロプレイヤー。」

 Aさん「言い方!!

     ──あと、それと・・・。

     きょ・去年の・・・こと、忘れてないんで。」

 Bさん「(っっっ////)」

 Cさん「去年のこと・・・? なんだったかしら?」

 中の人「なんだったっけ?」

 Bさん「(絶対覚えてる!!////)」


 Aさん「ぼ・ぼくからは、もうひとつ。

     『消えモノじゃないプレゼント』ってことで・・・

     紅茶に合うティーカップを・・・////」

 Bさん「(っっっっっ!!!!!////)」


 Cさん「(あらあらまあまあ。)」


 桜色。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/03/16.html


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