【揺花草子。】<その1141:不遡及原則と瑕疵担保。>
【揺花草子。】<その1141:不遡及原則と瑕疵担保。>
Bさん「阿部さん阿部さん、今日は3月13日です。」
Aさん「え、うん、そうですねぇ。」
Bさん「多くは言わないでおくけど、『抜かりはない?』とだけ聞いておく。」
Aさん「イヤッ!! その・・・////」
Cさん「もしかして今日この収録終わった後に賭けようとか思ってるんじゃないでしょうね?
そう言う計画性のなさが阿部さんのモテない理由よ。」
Aさん「ちょっ!! 憶測で人をなじるのやめてもらって良いですか!?」
Bさん「じゃあ準備は万端と言うことで良いのかな?」
Aさん「いや・・・それは・・・
(チラッ)」
中の人「(こっちを見るな)」
Aさん「の・ノーコメントで////」
Bさん「ふーん・・・ま、いいけど。
でさ、一昨日のおハナシ。
あの悲しい出来事からもう4年ですって話をしたじゃない?」
Aさん「え、ああ、うん。そうですね。」
Cさん「ホワイトデー直前だったわけじゃない。」
Aさん「まあ、そうなりますね。」
Bさん「でもさ、あの大混乱の中でさ、少なくともこの街の人たちの大部分は
あの年のホワイトデーはスルーしたんじゃないかと想像します。」
Aさん「うーん、まぁ、それはそうだろうねぇ。
なんたってぶっちゃけ食うや食わずの日々だったわけだしねぇ。」
Cさん「でも、そんな日々だからこそ、真心を込めた贈り物が心に沁みるってものじゃない?」
Aさん「それはまぁ、確かに。」
Bさん「つまりぼくは、この街の男性たちはみんな
女子たちに1回ぶん貸しがあるって言いたいんです。」
Aさん「イヤッ!!! それはちょっと!!!
ギブ&テイク的な考え方で言えば確かにそうだけど
そこを求めるのはちょっと酷じゃない!!???」
Bさん「それはもちろんそうだよ。
ぼくらだってあのたいへんな日々を過ごして来たんだもん。
あれが仮にもう1か月前倒しされてたらバレンタインデーだって飛んだはずだよ。
だから今さらそれをどうこうって言うつもりはないの。」
Aさん「そ、そうなの? 言ってることさっきと違うけど・・・。」
Cさん「でも、男性の方から自主的に『あの年のぶんも一緒に。』って言ってくれたら
とても嬉しいわよね。」
Aさん「いや・・・まぁ、それはなんか解る気がしますけど・・・。」
Bさん「だから今年は阿部さんには
その点に関するリカバリーも期待します。」
Aさん「いやあの年のホワイトデーの時期
ぼくときみらまだ知り合ってなかったよね?」
2011年7月スタート。
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