【揺花草子。】<その1130:論破。>
【揺花草子。】<その1130:論破。>
Bさん「阿部さんってケダモノじゃないですか。」
Aさん「はい!!?
なにその唐突な誹謗中傷!!?」
Bさん「じゃあなにか阿部さんは自分がケダモノではないとでも言いたいの?
神の法に則り人を導く聖人君子だとでも思ってるの?」
Aさん「いやなんでケダモノと聖人君子の二択なの!?
その中間層はいっぱいあるよ!?」
Bさん「あのね、ケダモノって漢字で書くと『獣』じゃない?」
Aさん「うん、そうですねぇ。」
Cさん「『獣』は『けもの』とも読むわよね。
これは『毛物』、『毛の生えた生き物』と言うのが源義です。」
Aさん「あー、なるほど。」
Bさん「だから動物の類いを『けもの』って言うわけですけど。」
Aさん「ふむふむ。」
Bさん「翻って、オトコはみんなオオカミだって言うじゃないですか。」
Aさん「イヤッ!! それはそれで少し誇張された見方だけど!!」
Cさん「なに言ってるの。ブリジットみたいなか弱い美少女にとっては
世の中のオトコ共なんてみんな野獣でしかないわよ。」
Aさん「そ・・・それはそれでどうなんだろう・・・。」
Bさん「そして、オオカミもまた当然に獣です。」
Aさん「それは、そうですねぇ。」
Bさん「と言うことは、
『A)オオカミは獣である』
↓
『B)男はオオカミである』
↓
『A、Bより、C)男は獣である』
↓
『D)阿部さんは男である』
↓
『解)C、Dより、阿部さんはケダモノである。』
完璧すぎる論証だよね!!」
Aさん「理論的なようで破綻してる!!!」
イコールの考え方。
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