表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年1月
5/365

【揺花草子。】<その1074:ネコの絵も描いてあった。>

 【揺花草子。】<その1074:ネコの絵も描いてあった。>


 Bさん「別れの言葉を口にしなければ、それは別れではないんだよ。」

 Aさん「あぁ・・・連関天則?」

 Bさん「そうそう。さすが阿部さん。

     別れは別れではなく、変化は変化ではない。

     お互いが世界のどこかにいる限り、どこかで、必ず、繋がるのだから。

     ──また、巡り会えるのだから。」

 Aさん「うん・・・。

     ・・・いや、でも、なんで今その話?」


 Bさん「ママンが帰りました。」

 Aさん「自由か!!!

     あの人とことん自由か!!!!」


 Bさん「いつの間にかいなくなってたよね?」

 Aさん「いつの間にかいなくなってたね・・・。

     なんの挨拶もせずいなくなってたね・・・。」

 Bさん「でも今日のおやつのプリンが冷蔵庫から1つなくなってました。」

 Aさん「どんだけ自由なのカトリーヌさん!!!」

 Bさん「そのプリンの代わりに、なにやら小さなメモが入っててね。」

 Aさん「メモ? 冷蔵庫の中に?」

 Bさん「そうそう。これなんだけど。」

 Aさん「なにこれなにも書いてないよ。

     ・・・あ、小さく端っこに書いてあるなぁ。」

 Cさん「『ヒント:12月29日』」

 Aさん「・・・なにこれ?」

 Bさん「どうやらね、1週間くらい前、12月29日の話数にヒントが隠されていると

     言いたいんだと思う。」

 Aさん「12月29日って・・・あぁ、『マッチ売りの少女』の話をした時だね?」

    http://28if.studiohs.com/brief/2014/12/29.html

 Bさん「・・・ってことはもしかして・・・」

 Aさん「もしかしてあぶり出し的なアレってこと・・・?

     なんでそんなムダに手の込んだことするんだろうあの人・・・。」

 Bさん「阿部さん火持ってる?」

 Aさん「持ってないよ。きみマッチ持ってるんじゃないの?」

 Bさん「だからぼくが持ってるマッチは・・・」

 Aさん「あー良い言い、良いです言わなくて良いですゴメンゴメン。

     そうだったそうだった。

     とにかく火を手に入れないと。」

 中の人「『阿部くん買って来て』」

 Aさん「買って来てじゃないですよ!! なんですかその乱暴な差し込み!!

     収録中じゃないですか!!!」

 中の人「『上手く繋ぐから』」

 Aさん「えぇ〜・・・? まぁそう言うなら・・・。

     100円ライターとかで良いですよね?」

 Bさん「行ってら〜。」

 Aさん「行ってらとか言わないで。繋ぎづらくなるだろ。」

     

    ***

     

 Bさん「・・・と言うわけで、たまたま阿部さんがライターを持ってたわけですけれども。」

 Aさん「繋ぐの下手ッ!!! もう少し上手い言い方あるんじゃない!!?」

 Bさん「繋ぐってなに? なに変なこと言ってるの阿部さん?

     まるで収録が途中で中断したみたいな言い方しないで欲しい。」

 Aさん「(いけしゃあしゃあと・・・)

     ま、まぁいいや。とにかくこれでカトリーヌさんのメモをあぶってみてよ。」

 Bさん「え? ぼくが? ダメだよ。」

 Aさん「そうなの? なんで?」

 Bさん「火遊びは阿部さんの専売特許じゃん?」

 Aさん「なにその言い方!!? すごい誤解を招く表現だけど!!?」

 Bさん「それに火遊びするとおねしょしちゃうんだよ。

     美少女のおねしょ妄想とかって阿部さんは変態か!!」

 Aさん「ちょっ!!! ろくでもないこと言わないで!!!!

     分かったよぼくがやる! 貸して!」

     

    ボッ(点火)

     

 Bさん「・・・おぉ・・・なんか見えてきた。

     ホントにあぶり出しだったんだね・・・。」

 Aさん「しかもやけに細かい字で書いてるよ・・・。

     まるでGペンとかカブラペンで書いたんじゃないかみたいな細かさだよ・・・。」

 Bさん「ママンって趣味でpixivさんとかにも描いたりしてるからね。」

 Aさん「いやでも別にアナログ制作じゃないでしょ?

     付けペン使ってるわけじゃないよね・・・。」

 Bさん「ペンの扱いには慣れてるって意味。

     ・・・ほら、だいたい読めるぐらいになって来たんじゃない?」

 Aさん「あぁ、うん。読むね。

     えーっと・・・。」

 Cさん「『今日のところはおいとまします。』」

 Bさん「はぁ・・・。」

 Cさん「『楽しかったです。また来ます。』」

 Bさん「(ぶっちゃけ来なくても良い・・・)」


 Cさん「『具体的には来月14日あたりに。』」

 Bさん「えっ!!!!!」

 Aさん「予告!!???」


 来ます。(確信)


----------

「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/01/05.html


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ