【揺花草子。】<その1074:ネコの絵も描いてあった。>
【揺花草子。】<その1074:ネコの絵も描いてあった。>
Bさん「別れの言葉を口にしなければ、それは別れではないんだよ。」
Aさん「あぁ・・・連関天則?」
Bさん「そうそう。さすが阿部さん。
別れは別れではなく、変化は変化ではない。
お互いが世界のどこかにいる限り、どこかで、必ず、繋がるのだから。
──また、巡り会えるのだから。」
Aさん「うん・・・。
・・・いや、でも、なんで今その話?」
Bさん「ママンが帰りました。」
Aさん「自由か!!!
あの人とことん自由か!!!!」
Bさん「いつの間にかいなくなってたよね?」
Aさん「いつの間にかいなくなってたね・・・。
なんの挨拶もせずいなくなってたね・・・。」
Bさん「でも今日のおやつのプリンが冷蔵庫から1つなくなってました。」
Aさん「どんだけ自由なのカトリーヌさん!!!」
Bさん「そのプリンの代わりに、なにやら小さなメモが入っててね。」
Aさん「メモ? 冷蔵庫の中に?」
Bさん「そうそう。これなんだけど。」
Aさん「なにこれなにも書いてないよ。
・・・あ、小さく端っこに書いてあるなぁ。」
Cさん「『ヒント:12月29日』」
Aさん「・・・なにこれ?」
Bさん「どうやらね、1週間くらい前、12月29日の話数にヒントが隠されていると
言いたいんだと思う。」
Aさん「12月29日って・・・あぁ、『マッチ売りの少女』の話をした時だね?」
http://28if.studiohs.com/brief/2014/12/29.html
Bさん「・・・ってことはもしかして・・・」
Aさん「もしかしてあぶり出し的なアレってこと・・・?
なんでそんなムダに手の込んだことするんだろうあの人・・・。」
Bさん「阿部さん火持ってる?」
Aさん「持ってないよ。きみマッチ持ってるんじゃないの?」
Bさん「だからぼくが持ってるマッチは・・・」
Aさん「あー良い言い、良いです言わなくて良いですゴメンゴメン。
そうだったそうだった。
とにかく火を手に入れないと。」
中の人「『阿部くん買って来て』」
Aさん「買って来てじゃないですよ!! なんですかその乱暴な差し込み!!
収録中じゃないですか!!!」
中の人「『上手く繋ぐから』」
Aさん「えぇ〜・・・? まぁそう言うなら・・・。
100円ライターとかで良いですよね?」
Bさん「行ってら〜。」
Aさん「行ってらとか言わないで。繋ぎづらくなるだろ。」
***
Bさん「・・・と言うわけで、たまたま阿部さんがライターを持ってたわけですけれども。」
Aさん「繋ぐの下手ッ!!! もう少し上手い言い方あるんじゃない!!?」
Bさん「繋ぐってなに? なに変なこと言ってるの阿部さん?
まるで収録が途中で中断したみたいな言い方しないで欲しい。」
Aさん「(いけしゃあしゃあと・・・)
ま、まぁいいや。とにかくこれでカトリーヌさんのメモをあぶってみてよ。」
Bさん「え? ぼくが? ダメだよ。」
Aさん「そうなの? なんで?」
Bさん「火遊びは阿部さんの専売特許じゃん?」
Aさん「なにその言い方!!? すごい誤解を招く表現だけど!!?」
Bさん「それに火遊びするとおねしょしちゃうんだよ。
美少女のおねしょ妄想とかって阿部さんは変態か!!」
Aさん「ちょっ!!! ろくでもないこと言わないで!!!!
分かったよぼくがやる! 貸して!」
ボッ(点火)
Bさん「・・・おぉ・・・なんか見えてきた。
ホントにあぶり出しだったんだね・・・。」
Aさん「しかもやけに細かい字で書いてるよ・・・。
まるでGペンとかカブラペンで書いたんじゃないかみたいな細かさだよ・・・。」
Bさん「ママンって趣味でpixivさんとかにも描いたりしてるからね。」
Aさん「いやでも別にアナログ制作じゃないでしょ?
付けペン使ってるわけじゃないよね・・・。」
Bさん「ペンの扱いには慣れてるって意味。
・・・ほら、だいたい読めるぐらいになって来たんじゃない?」
Aさん「あぁ、うん。読むね。
えーっと・・・。」
Cさん「『今日のところはお暇します。』」
Bさん「はぁ・・・。」
Cさん「『楽しかったです。また来ます。』」
Bさん「(ぶっちゃけ来なくても良い・・・)」
Cさん「『具体的には来月14日あたりに。』」
Bさん「えっ!!!!!」
Aさん「予告!!???」
来ます。(確信)
----------
「Meister's Brief」から自動転送
http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/01/05.html