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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年2月
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【揺花草子。】<その1117:ドキュメント2.14 #4>

 【揺花草子。】<その1117:ドキュメント2.14 #4>


 Aさん「な・・・なんか今日ブリジット妙に情緒不安定じゃない?」

 中の人「(おまいう!)」

 Cさん「(おまいう!!)」

 Bさん「よよよよ余計なお世話だよ!!

     なに言ってんのぼくはいつだって落ち着いてるよ!!

     山のフドウ並みの落ち着きだよ!!

     『おさない・かけない・しゃべらない』だよ!!」

 Aさん「いや山のフドウは別に不動ではないけどね!!?

     それになんで避難訓練なんだよ!! て言うか仕事柄喋ってくれなきゃ困るよ!!」

 Cさん「『お菓子だけに』って意味よ。」

 Aさん「えっ。

     ・・・あぁ〜・・・」

 Bさん「ちょっ! そう言うコトやめて!!

     ぼくが寒いこと言ったみたいな空気じゃん!!」

 Cさん「まあ要するにね、さっき私ロイズの生チョコレートを出したわけですけども。」

 Aさん「え、えぇ、はい。」

 Cさん「阿部さんどう思った?」

 Aさん「え、いや、すごく嬉しいですよ。ありがたいと思いますよ。

     お2人の気持ちをありがたく受け取ろうかと・・・。」

 Cさん「阿部さんはいい加減私たちのことを軽んじるのはやめてほしい。」

 Aさん「えっ!!? なんですかいきなり!!? なんで怒ってるんですか!?」

 Cさん「私たちがその辺で手に入る既製品をポンと渡してそれで良しとするような

     意識の低い系女子だとでも思ってるの?」

 Aさん「イヤッ!! 別に既製品が意識が低いってコトはなくないですか!?」

 Cさん「特別な日だからこそ、贈る相手のことを考えながら自分で頑張って作る。

     それが意識高い女子の歩むべき道なのよ。」

 Bさん「(っっっ・・・////)」

 Aさん「いや・・・どうでしょう・・・それはその人の価値観だと思いますけど・・・。

     でもまぁ、と言うことは・・・」

 Cさん「さっきの生チョコはあくまで私から。

     ──ほら、ここからはあなたから。」

 Bさん「う・うん・・・////

     ぼ・ぼくからは、一応ね、そのね、手作りのね・・・」

 Aさん「っっっ////」

 Bさん「『シャルロット・オ・ショコラ』と言うやつなんだけど・・・」

 Aさん「お・おぉ・・・!! なんかすごい立派なやつだ・・・!

     コレ手作りなの!? すごくない!?」

 Bさん「ま・まぁ・・・////

     ママンに手伝ってもらったんだけど・・・////」

 Cさん「阿部さんはさっき私が言ったこと覚えてるかしら?」

 Aさん「え? えーと・・・」

 Cさん「ここで問題です。

     ブリジットのフルネームは?」

 Aさん「えっ・・・。

     ブリジット・シャルロット・バーキン・・・ですよね?」

 Bさん「(////)」

 Aさん「・・・あ・・・『シャルロット・オ・ショコラ』・・・////」

 Cさん「どうやら気付いたようね。

     つまりこれはこう言うことよ。」

 Aさん「っっっ////」


 Cさん「『わたしを食べて』」

 Bさん「それは飛躍しすぎ!!!!!////」


 どう言う意味ですかね。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/02/17.html


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