表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年2月
43/365

【揺花草子。】<その1112:ドアは常に開いている。>

 【揺花草子。】<その1112:ドアは常に開いている。>


 Bさん「サッカー日本代表監督の契約が解除されたじゃないですか。」

 Aさん「あぁ、うん、そうですねぇ。」

 Bさん「まぁアジア杯のベスト8敗退とかいろんな条件も重なったんだろうけど、

     ともかく日本代表の強化プランは再構築を余儀なくされる。

     この記事執筆時点での話ですけど、今まさに新しい監督人事に右往左往と言う状況。」

 Aさん「うーん。そうだねぇ。」

 Bさん「2018年ロシアワールドカップのアジア予選はもう今年から始まっちゃうんだよね。

     日本は2次予選からの出場だけど、それも6月の話。

     もう4か月しかないの。」

 Aさん「うわそんなすぐなのか・・・全然余裕ないね・・・。」

 Bさん「まぁ当面は暫定監督でしのぐって考え方もあるみたいだけどね。

     協会はちゃんと長く任せられるしっかりした監督を選びたいって意向みたいだし。」

 Aさん「まあ、そうだよねぇ。

     アジア杯で不安を露呈して、この先のワールドカップ予選大丈夫かって

     感じだもんねぇ。

     ちゃんと結果を出せる監督が良い。」

 Bさん「そんなわけで、メディアもスポーツコメンテーターも、

     さらには一般のサポーターに至るまで、各々が『次の監督は○○が良い!』とか

     『様々な事情を考えて○○監督が候補』みたいなことをいろいろ言っています。」

 Aさん「うんうん。」

 Bさん「でもね、『○○監督は代表を率いた経験がないクラブレベルの監督』とか

     『ワールドカップで目立った結果を残してない』とかみたいに、

     これまでの実績がないからこの人はダメ―、みたいな論調がありますね。」

 Aさん「そりゃまぁ・・・。

     きちんと結果を出して欲しいってのはみんなの願いなわけだから・・・。」

 Bさん「それはそうなんだけど、でもそこばっかりにこだわりすぎちゃうのもどうかと思うの。」

 Aさん「え、どう言うこと?」

 Bさん「代表監督経験者じゃなきゃダメなんて条件をつけたらさ、

     いつまでたっても未経験の監督は代表監督になれないってことじゃん?

     最初から候補が絞られている状態だ。

     でもさ、ものの考え方として、代表監督未経験でも優れた手腕を

     発揮するかも知れない人だっているかも知れないじゃない。」

 Aさん「いや・・・まぁそれはそうだけど・・・。」

 Bさん「ビジネスの手法を現場に導入して弱小高校野球部を甲子園に導いた

     女子マネだっているよ?」

 Aさん「うん・・・あれは野球だしそもそもフィクションだけどな・・・。」

 Bさん「そう言う観点からは、むしろ全く畑違いの、サッカーのことロクに解らないような

     素人さんを連れて来たらこれまでの概念をまるで覆すような面白いことをやってのけて

     奇跡の大躍進・・・みたいなことだって、あるかも知れないよ?」

 Aさん「いやー・・・それこそマンガじゃんか・・・。」


 Bさん「そう言う意味では、例えばぼくが代表監督に

     就任してもいいんじゃないかな?」

 Aさん「どんなたとえ話!!???

     突拍子もなさすぎるよ!!!!」

 Bさん「でも『世界一若い代表監督』とか

     『可愛すぎる代表監督』って路線で

     評判になるとは思うけど?」

 Aさん「若くて可愛いだけの女の子に代表任すとか

     どんな勇者だよ!!!」


 指導者のライセンス的なアレもありますし。


----------

「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/02/12.html


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ