【揺花草子。】<その1112:ドアは常に開いている。>
【揺花草子。】<その1112:ドアは常に開いている。>
Bさん「サッカー日本代表監督の契約が解除されたじゃないですか。」
Aさん「あぁ、うん、そうですねぇ。」
Bさん「まぁアジア杯のベスト8敗退とかいろんな条件も重なったんだろうけど、
ともかく日本代表の強化プランは再構築を余儀なくされる。
この記事執筆時点での話ですけど、今まさに新しい監督人事に右往左往と言う状況。」
Aさん「うーん。そうだねぇ。」
Bさん「2018年ロシアワールドカップのアジア予選はもう今年から始まっちゃうんだよね。
日本は2次予選からの出場だけど、それも6月の話。
もう4か月しかないの。」
Aさん「うわそんなすぐなのか・・・全然余裕ないね・・・。」
Bさん「まぁ当面は暫定監督でしのぐって考え方もあるみたいだけどね。
協会はちゃんと長く任せられるしっかりした監督を選びたいって意向みたいだし。」
Aさん「まあ、そうだよねぇ。
アジア杯で不安を露呈して、この先のワールドカップ予選大丈夫かって
感じだもんねぇ。
ちゃんと結果を出せる監督が良い。」
Bさん「そんなわけで、メディアもスポーツコメンテーターも、
さらには一般のサポーターに至るまで、各々が『次の監督は○○が良い!』とか
『様々な事情を考えて○○監督が候補』みたいなことをいろいろ言っています。」
Aさん「うんうん。」
Bさん「でもね、『○○監督は代表を率いた経験がないクラブレベルの監督』とか
『ワールドカップで目立った結果を残してない』とかみたいに、
これまでの実績がないからこの人はダメ―、みたいな論調がありますね。」
Aさん「そりゃまぁ・・・。
きちんと結果を出して欲しいってのはみんなの願いなわけだから・・・。」
Bさん「それはそうなんだけど、でもそこばっかりにこだわりすぎちゃうのもどうかと思うの。」
Aさん「え、どう言うこと?」
Bさん「代表監督経験者じゃなきゃダメなんて条件をつけたらさ、
いつまでたっても未経験の監督は代表監督になれないってことじゃん?
最初から候補が絞られている状態だ。
でもさ、ものの考え方として、代表監督未経験でも優れた手腕を
発揮するかも知れない人だっているかも知れないじゃない。」
Aさん「いや・・・まぁそれはそうだけど・・・。」
Bさん「ビジネスの手法を現場に導入して弱小高校野球部を甲子園に導いた
女子マネだっているよ?」
Aさん「うん・・・あれは野球だしそもそもフィクションだけどな・・・。」
Bさん「そう言う観点からは、むしろ全く畑違いの、サッカーのことロクに解らないような
素人さんを連れて来たらこれまでの概念をまるで覆すような面白いことをやってのけて
奇跡の大躍進・・・みたいなことだって、あるかも知れないよ?」
Aさん「いやー・・・それこそマンガじゃんか・・・。」
Bさん「そう言う意味では、例えばぼくが代表監督に
就任してもいいんじゃないかな?」
Aさん「どんなたとえ話!!???
突拍子もなさすぎるよ!!!!」
Bさん「でも『世界一若い代表監督』とか
『可愛すぎる代表監督』って路線で
評判になるとは思うけど?」
Aさん「若くて可愛いだけの女の子に代表任すとか
どんな勇者だよ!!!」
指導者のライセンス的なアレもありますし。
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