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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年2月
40/365

【揺花草子。】<その1109:ただの四則演算。>

 【揺花草子。】<その1109:ただの四則演算。>


 Bさん「阿部さん阿部さん、手品ね。」

 Aさん「手品?」

 Bさん「〜にゃ♪」

 Aさん「懐かしい!!!!! 今このタイミングでそのネタ出して来るとか衝撃!!!」

 Bさん「とにかく手品です。

     まぁ手品って言うか、超能力?」

 Aさん「超能力と手品は違うだろ。」

 Bさん「まずね、阿部さん、1〜9の好きな数字を思い浮かべて。

     考えるだけで、口に出さなくていいからね。」

 Aさん「お・おう、数字ね・・・。うん。」

 Bさん「あっ、阿部さん小数とか分数とかなしだよ!

     『1〜9って言ったじゃん、だったら4/9とかでも良いよね』とか言い出しそう!」

 Aさん「言わないよ! むしろそう言うのきみが言いそうだよ!

     そもそも4/9は1よりも小さいだろ!!」

 Bさん「とにかく、今思い浮かべたその数字。

     その数字を3倍します。」

 Aさん「3倍ね・・・うん。」

 Bさん「次に、その数字に最初の数字を足す。」

 Aさん「うんうん。足した。」

 Bさん「今度は、その数字を8で割り、さらに元の数字を足してあげる。

     小数の計算が面倒かも知れないけど頑張って。」

 Aさん「いや言うほど面倒でもないけど・・・

     うん、できました。」

 Bさん「最後に、その数字を最初の数字の半分で割る。」

 Aさん「はぁ・・・。」


 Bさん「すると答えは必ず3になるよ!」

 Aさん「それは良く良く考えたら当たり前じゃない!!???」


 元の数字を当てると見せかけて。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/02/09.html


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