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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年2月
37/365

【揺花草子。】<その1106:使用用・保存用。>

 【揺花草子。】<その1106:使用用・保存用。>


 Bさん「昨日話した近所のショッピングセンターで実施されてた

     まどマギコラボキャンペーンね。」

 Aさん「あぁ、うん。

     きみがマミさんをゲットしそびれたと言う・・・。」

 Bさん「や、でもね、その次の日にはちゃんと補充されててさ。

     首尾良くゲットできたんですけど。」

 Aさん「ああ、そうだったんだ。良かったね。」

 Bさん「まあ、それは良いんです。

     でさ、その、マミさんのやつがなくなってたその日。

     じゃあ代わりに何か別のものを選ぼうって思ったの。」

 Aさん「ふむふむ。」

 Bさん「集合画は前日ゲット済みで、マミさん&なぎさちゃんが在庫切れだから、

     残るはまどか&ほむら、さやか&杏子の2枚。」

 Aさん「うん、そうなるねぇ。」

 Bさん「どっちを選ぶか。」

 Aさん「うーん・・・。」

 Bさん「ほむほむ派の阿部さん的にはまどか&ほむら一択かも知れないけど、

     ぼくはここでしばし逡巡する。」

 Aさん「なんで今まで言ったこともないのにぼくがほむほむ派だってこと

     知ってるんですかね・・・。」

 Bさん「普通に考えたらまどほむを選ぶのがスタンダードだと思う。

     やっぱり主人公とその相手役ですもの。

     ストーリーの根幹をなす2人ですから。」

 Aさん「まぁ・・・そうですねぇ。」

 Bさん「けど、ことバーキン家においてはまどほむよりも杏さやの方が

     プライオリティが高いことは阿部さんもご存知ですね?」

 Aさん「あぁ、うん。

     カトリーヌさんがガチの杏さや派なんだよね。」

 Bさん「そうなの。

     だから、ここはやっぱりママンのことも考えて杏さやを選ぶべきか、と。」

 Aさん「うーん。親思いと言えばそうなのかも知れないけど内容がしょうもなさすぎる。」

 Bさん「で、おうちに帰って、晩ゴハンの支度をしてたのね。

     そしたら程なくママンが帰宅。

     杏さや貰って来たよーって言ったらさ。」

 Aさん「う・うん。」


 Bさん「『あら、私も貰って来たわよ』って。」

 Aさん「まさかの杏さやダブリ!!???」


 ふだん買い物して帰って来ない人なんですけどね。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/02/06.html


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