【揺花草子。】<その1417:Day Trading Detective。>
【揺花草子。】<その1417:Day Trading Detective。>
Bさん「昨日もお話しした、来春から【揺花草子。】テコ入れのために
探偵ものにジャンル変更って話の続きなんだけど。」
Aさん「あれなに!? ジャンル変更は既に既定路線なの!?」
Bさん「いわゆるスターシステムと呼ばれるスタイルを取り入れ、
どんなエピソードでも犯人は阿部さんと言う点で斬新です。」
Aさん「斬新かも知れないけど! スターシステムの使いどころを間違ってるよ!!!」
Bさん「でもさ、『犯人は阿部さん』と言う結末縛りがあると、
阿部さんがどう言うトリックを用いたかとか、どう言う動機で罪を犯したかってのが
より一層際立つと思うんだよね。
古典的な探偵ものは『誰が罪を犯したか』を解き明かすのが本筋だったけど、
我々は『なぜ罪を犯したか』『どうやって罪を犯したか』に
ガッツリフォーカスする姿勢で臨みたい。」
Aさん「まあ・・・最初から犯人が分かってる例って言うのもありそうだとは思うけどな・・・。」
Bさん「物語の始まりは常にこうだよ。
『──またきみかい、阿部くん。きみもよくよく懲りないねぇ。』」
Aさん「嫌な始まり方だな!! 同じ世界観の中で繰り広げられてるんだ!!
スターシステムってそう言うんじゃなくない!?」
Bさん「ま、それは冗談としても、探偵ものと言えばお決まりの台詞がありますよね。」
Aさん「お決まり・・・?」
Bさん「『謎は全て解けた!』」
Aさん「ああ、言うねぇ。
その台詞が出てくるとクライマックスって感じだよね。」
Bさん「【揺花草子。】探偵編でも、それとはちょっと違うけど、
似たような決め台詞を使おうと思う。」
Aさん「似たような? どんな?」
Bさん「『有り金は全て溶けた!!!』」
Aさん「最悪だ!!!!!
資金的に行き詰るやつだそれ!!!!!」
FXかな?
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