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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年12月
346/365

【揺花草子。】<その1415:テンプレ。>

 【揺花草子。】<その1415:テンプレ。>


 Bさん「最近のぼくはちょっと注意力散漫かも知れない。」

 Aさん「・・・えっ、そうなの?」

 Bさん「阿部さんを貶めるチャンスをみすみすフイにする局面が多いような気がする。」

 Aさん「そう言う注意力なら散漫でいいよ!

     むしろ好機を逸し続けて欲しいよ!」

 Bさん「でも注意力散漫と言えば阿部さんほどではないと思う。」

 Aさん「えっ・・・ぼくが? 注意力散漫だって言うの?」

 Bさん「散漫だよね。

     散漫と言うか、周りに興味なさ過ぎてダメだよね。」

 Aさん「ちょっ・・・えぇ〜・・・? なにその言われよう・・・?」

 Bさん「最近ぼくがよくケガしてて絆創膏貼ってることが多いのなんて

     ぜんぜん気付いてないでしょ?」

 Aさん「えっ?

     あぁ・・・そう言われると確かに、今日も指に絆創膏巻いてるね?」

 Bさん「ホラ今言われて気付いた感じ。ぜんぜん見てくれてない感アリアリだよ。」

 Aさん「いっ・いや・・・そう言われましても・・・。」

 Bさん「ともかく、最近のぼくはちょっとケガが多い。

     注意力散漫になって来てるのかなぁと思って。」

 Aさん「うーん、そうなの?

     と言うかなんでそんなケガしてるの?」

 Bさん「なんかね、紙の端っこで指を切ったり、段ボールで切ったり、

     そう言うのが多いの。

     人差し指が治って来たなーって思ったら今度中指をケガしちゃったりみたいな、

     そんなダメな感じのループが続いてるんですよ。」

 Aさん「うーむ、そうなんだ。

     それは気を付けないとだねぇ。」

 Bさん「でもさ、こんな風に指にたくさん絆創膏貼ってるのって、

     それはそれでなんかポイント高いかも知れないなって思って。」

 Aさん「えっ・・・なにポイント高いって?」


 Bさん「好きな人のために苦手な料理を頑張ってる

     いじらしい乙女感あるじゃん?」

 Aさん「きみ料理別に苦手じゃないだろ。」


 包丁の扱いでケガしたわけではない。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/12/12.html


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