【揺花草子。】<その1413:軽く牽制しておく。>
【揺花草子。】<その1413:軽く牽制しておく。>
Bさん「今日は阿部さんが忘れているかも知れない大切なことを
思い出させてあげようと思います。」
Aさん「えっ・・・な・なに? ぼくなにか忘れてる?」
Bさん「忘れてる忘れてる。
忘れてることすら忘れてる。」
Aさん「忘れてるのじゃなくて最初から知らなかったと言う可能性はない?」
Bさん「阿良々木くんみたいな物言いでごまかそうとしてもダメ。
忘れてる。」
Aさん「おっ・・・そ・そうなん?
じゃあきみはぼくが一体なにを忘れていると言うの?」
Bさん「あと2週間でクリスマスですよ。」
Aさん「っっっ・・・!!!!!」
Bさん「・・・ホラ、忘れてたって顔してる。」
Aさん「いや・・・忘れてたわけでは・・・決してないんだけど・・・。」
Bさん「けど準備はまだ何もしていない。」
Aさん「うぐっ・・・
い・いや・まぁ・・・そうです、はい・・・。」
Bさん「だと思ったよ。
阿部さんのそう言う厄介ごとを後回しにする消極的な姿勢にはほとほと愛想が尽きる。」
Aさん「随分酷い言われようだね!?」
Bさん「言ってもまだ2週間あるしなんとでもなるだろうとか思ってるでしょ?」
Aさん「いっいや、・・・まあ、そうですね。」
Bさん「ぼくは去年の12月26日から
粛々と準備を進めていたと言うのに。」
Aさん「1年がかり!?
それ絶対ウソだろ!!」
ウソです。
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