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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年12月
335/365

【揺花草子。】<その1404:スメル。>

 【揺花草子。】<その1404:スメル。>


 Bさん「今日からもう12月ですよ。」

 Aさん「うーん、そうですねぇ。

     早いねぇ。今年ももう1か月なんだねぇ。」

 Bさん「今年も阿部さんの嫁がいっぱい増えた1年だったねぇ。」

 Aさん「そう言う言い方しないで欲しい。」

 Bさん「今年もあと1か月、目一杯しわして行こうと思うよ。」

 Aさん「だから『しわす』はサ変動詞じゃないからね。

     バーキン家では通じるかも知れないけど。」

 Bさん「12月に入るともう街の装いはすっかり冬ですよね。」

 Aさん「そうだねぇ。街路樹の葉っぱも落ち尽くした感があるし、

     そろそろ初雪の便りも届きそうな気配だよね。」

 Bさん「え、吹雪型駆逐艦3番艦のこと?」

 Aさん「違う!!!

     誰が引きこもりダウナー系艦娘の話をしてる!!」

 Bさん「引きオタニートの阿部さんと相性良さそうだよね。」

 Aさん「いや・・・まあ否定はできないけど・・・。」

 Bさん「ま、とにかく冬の気配が漂って来ている。

     ほのかに冬の匂いも感じます。」

 Aさん「冬の匂い・・・ですか?

     あんまりイメージ湧かないけど。

     冬ってなんて言うか無味無臭無色って感じなんだけど。」

 Bさん「そりゃ阿部さんの人生が無味で無職だからでしょ。」

 Aさん「無職違い!!! 無職じゃないし!!」

 Bさん「せめて今日ぐらいはきちんと冬の匂いを感じ取って欲しいよ。」

 Aさん「今日ぐらいって・・・どう言うことよ。」


 Bさん「だって今日は『良い匂いの日』だから。」

 Aさん「ホントにそうなの?」


 そうだといいな。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/12/01.html


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