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【揺花草子。】＜その1102：16bit。＞

　Ｂさん「セカイを変えるかも知れないすごいことを思いついた。」

　Ａさん「はぁ・・・うん・・・。」

　Ｂさん「あーっ、阿部さん『またどうせくだらないことだろ』みたいなカオしてるー！

　　　　　もう少し真摯に取り組んでよ！

　　　　　そんなんだからモテないんだよ！」

　Ａさん「余計なお世話だよ！

　　　　　・・・で、その、きみが思いついたすごいことってのは一体何なの？」

　Ｂさん「あのね、阿部さん時間って知ってる？」

　Ａさん「時間・・・。タイム？」

　Ｂさん「そう、その時間。」

　Ａさん「あー・・・そりゃもちろん、知ってるけど。」

　Ｂさん「私はそれについて尋ねられなければ時間が何か知っている。

　　　　　尋ねられればそれを知らない。」

　Ａさん「ティヌス！！」

　Ｂさん「1秒ってどうやって決まったか知ってる？」

　Ａさん「えっと、あれだよね、原子がなんたらかんたら・・・」

　Ｂさん「そうそう。

　　　　　昔はさ、1日を24分割して1時間、それを60分割して1分、その1/60を1秒って

　　　　　決めてたんだけど、それだとちょっとずつズレてくことが分かって、

　　　　　なので現在の定義では『0Kにおける静止したセシウム原子の時計』を

　　　　　秒の根拠としています。

　　　　　歴史的な変遷はあるけどそのへんは Wikipedia 先生に譲るよ。」

　Ａさん「あっさりだな・・・。」

　Ｂさん「で、ぼくが思ったのは、この1秒の定義を変えようと言うことなの。」

　Ａさん「えっ？」

　Ｂさん「1日はさ、さっきも言ったけど原義的には 60秒 × 60分 × 24時間で86,400秒じゃん？

　　　　　地球の自転云々とかそう言う話はさておいてって話で。」

　Ａさん「うん、そうだねぇ。」

　Ｂさん「でね、1秒の間隔を今よりちょっとだけ伸ばしてさ。」

　Ａさん「うん・・・。」

　Ｂさん「1日を65,535秒にしたら

　　　　　何かいろんなパラダイムシフトが

　　　　　起こりそうじゃない？」

　Ａさん「人間にとってはとても過ごしにくく

　　　　　なりそうだけどね！！？」

　コンピューターフレンドリーなセカイ。

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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/02/02.html