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【揺花草子。】(日刊版:2015年)  作者: 篠木雪平
2015年11月
328/365

【揺花草子。】<その1397:どこでもピアノ。>

 【揺花草子。】<その1397:どこでもピアノ。>


 Bさん「ぼくはピアノが弾けるんですけど。」

 Aさん「ああ、そうだったねぇ。

     ドビュッシーが得意なんだよね。」

 Bさん「そうそう。あとサティとかサン=サーンスとかビゼーとか。

     ポール・モーリアとかもレパートリーだよ。」

 Aさん「その申し訳程度のフランス推しね。」

 Bさん「でもさ、やっぱりマンション暮らしだったりするので、

     生ピアノとかは例えアップライトでも置けないんですよ。」

 Aさん「まあ・・・住環境事情的にしょうがないところはあるよねぇ。」

 Bさん「それで昔はいわゆる『紙鍵盤』で良く練習したものです。」

 Aさん「あぁー・・・紙鍵盤。

     あれだよね、長い紙に鍵盤が印刷してあるだけの。」

 Bさん「そうそう。

     もちろんただの紙だからピアノの音はしないんだけど、

     最低限の運指の練習にはなるってんでおうちにピアノがない人なんかは

     愛用してたりもするよね。」

 Aさん「まあ、そうだよね。

     でも鍵盤を叩く感覚とかもあるしねぇ。」

 Bさん「そうなの。紙鍵盤を机の上において、それで打鍵したところで

     机が凹むわけじゃないからさ。

     打鍵感は全くない。

     だから速いパッセージなんかはいくら紙鍵盤で練習したところで

     大して身にならないようには思うけど。」

 Aさん「まあそうだろうねえ。」

 Bさん「最近はこう言う紙鍵盤の代わりに、タブレットなんかのピアノアプリを

     使ったりする人もいるみたいよ。」

 Aさん「ええー・・・でも鍵盤の数足りなくない?」

 Bさん「そりゃもちろん全然足りないんだけど。

     打鍵感が全くないところは紙鍵盤と変わらないけど、音はちゃんと出るわけだしね。

     それなりにメリットもありますよ。」

 Aさん「ふむふむ。」


 Bさん「iPad Pro なら2オクターブ分ぐらい取れそうだし。」

 Aさん「さすがに2オクターブは無理じゃない?」


 1オクターブ半ぐらいがせいぜいのようです。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/11/24.html


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