【揺花草子。】<その1386:通信講座とかで習ったやつ。>
【揺花草子。】<その1386:通信講座とかで習ったやつ。>
Bさん「阿部さん阿部さん。」
Aさん「なに? ブリジット。」
Bさん「阿部さんに呪いをかけていい?」
Aさん「えっ・・・嫌ですけど・・・。」
Bさん「えぇ〜〜〜!? なんでぇ〜〜〜!?」
Aさん「なんでって、呪われるのなんて嫌に決まってるじゃん!」
Bさん「金髪美少女が呪ってくれるんだよ?
ある方面においては一種のご褒美じゃんか!」
Aさん「どんな方面だよ!!
と言うか呪いってなんだよ!
きみがそんな人を呪う術を持ってるって言う?」
Bさん「持ってる持ってる。44ガロンぐらい持ってる。」
Aさん「ガロンで数えるなよ!! 液体なのかよ!!
て言うかすごい量だな!! ドラム缶1本分かよ!!」
Bさん「間違った間違った。
『ワシの呪いは108まであるぞ』だ。」
Aさん「なにスのなに子様だよ!! なにプリだよ!!
どっちにしろきみがそんなのできるとは到底信じられないんだけど・・・。」
Bさん「そう? 男のひとの愛の言葉よりは信用できそうじゃない?」
Aさん「その若さでなんでそんな愛に対して悲観的なの!?」
Bさん「女の子はみんな小悪魔なんだよ。」
Aさん「うわうざ・・・」
Bさん「まあとにかく呪いですよ。
心配しなくていいよ、あんまり目立たないやつにしてあげるから。」
Aさん「いや少しでも目立つやつはやめてほしいんだけど。
むしろできればやめてほしいんだけど。」
Bさん「えぇ〜! いいじゃ〜ん! ちょっとだけだから!
ちょっと痛いだけだから!」
Aさん「痛いのかよ!」
Bさん「指の先っちょに安全ピンを指すような痛みが
3年くらい続くだけだから。」
Aさん「嫌だよ!!! すっごい嫌だよ!!
3分でも嫌なやつだよそれ!!」
Bさん「もう阿部さんはさっきからイヤイヤ言ってばっかりだなあ。
赤ちゃんか!! 自我の成長か! 感情表現の発露か!」
Aさん「きみが無理難題突きつけてくるからだろ!
きみが譲歩してくれれば解決する問題だよ!」
Bさん「それはぼくが言いたいよ。
いい加減阿部さんが引いてよ。
大人の余裕を見せてよ。」
Aさん「うっ・・・。
もう・・・しょうがないなぁ・・・。
じゃあちょっとだけだよ?」
Bさん「おぉ! ほんと!? やったぁ!
阿部さんのチョロさ天井知らずだね!」
Aさん「腹立つな!!
・・・で、その呪いって言うのはどんな呪いなのさ・・・?」
Bさん「朝起きたら髪の毛が全部エノキダケになる呪い。」
Aさん「全力で嫌だ!!!!!」
でも食べられますよ。
----------
「Meister's Brief」から自動転送
http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/11/13.html




