【揺花草子。】<その1382:心に留め置く。>
【揺花草子。】<その1382:心に留め置く。>
Bさん「阿部さん占いって信じる方?」
Aさん「あー・・・うーん。
信じない方。」
Bさん「からの〜〜〜?」
Aさん「からのってなんだよ!!」
Bさん「そうとは言え、実はいいことは信じるとかそんな感じでしょ?」
Aさん「おっ・・・まあ確かに、いいことを言われて悪い気はしないけどね・・・。」
Bさん「さすが阿部さん。絵に描いたような小市民。」
Aさん「随分な言いようだな!!
誹謗中傷に過ぎない!?」
Bさん「でもね、ホントはそれって逆なんだって。」
Aさん「逆って・・・どう言うこと?」
Bさん「あのね、占いで悪いことを言われたとするじゃん?
でもそれはね、この先歩いて行く道の先にある落とし穴を
事前に知ることができるって言う風にも言えるんだって。
だから、悪いことほど、ちゃんと覚えといて、気に留めておくべきなんだって。」
Aさん「へえ・・・なるほど、そう言う考え方もあるね・・・。」
Bさん「備えあれば憂ちゃんなしってね。」
Aさん「憂ちゃんはちゃんといるよ。
今日も甲斐甲斐しくダメな姉のお世話をしてくれてるよ。」
Bさん「そんなわけで、阿部さんに占いをしてあげる。」
Aさん「占い・・・きみできるの?」
Bさん「任せて!
悪いことを言うことにかけては
右に出る者はいないよ!」
Aさん「それただの口悪いやつだろ!!」
辛辣だと言って欲しい。
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