【揺花草子。】<その1381:褒めて伸びるタイプ。>
【揺花草子。】<その1381:褒めて伸びるタイプ。>
Bさん「最近よく晴れる日が多いじゃないですか。」
Aさん「ああ、うん、そうかも知れないね。
今日もすっきり晴れ上がって青空がきれいだよね。」
Bさん「それでも風は確実に冷たくてね。
いつもニコニコあなたの隣りに這い寄る冬将軍って感じじゃないですか。」
Aさん「えっ、冬将軍ってそう言うやつだっけ?
そんな名状しがたいバールのようなものを武器にするタイプだっけ?」
Bさん「っっっ・・・」
Aさん「あ・あれ、ブリジット?」
Bさん「話の流れでついこの話題出しちゃったけど、すごく悲しくなって来た・・・。」
Aさん「お・おう・・・。
まあ・・・そうだね・・・。
とても残念だし、悲しいよね・・・。」
Bさん「──うん、ちょっと分かる人にしか分からない話になっちゃったから
一旦仕切りなおそう。
ともかく最近天気が良くて気持ちいいですって話ね。」
Aさん「う・うん。そうだね。」
Bさん「道行くお嬢さん方も秋冬の装い。
暖色系の色が通りに溢れて、目にも暖か。
阿部さんは気にしてくれてないかも知れないけど、ぼくもほのかに秋気配ですよ。」
Aさん「いっいや・・・気にしてないってことはないよ・・・。
きみはいつもかわいい格好してるからね・・・。」
Bさん「えっ、そうなの?」
Aさん「そ・そうですよ。」
Bさん「じゃあなんで言ってくれないの?」
Aさん「えっ!!???////
いっ・いや・・・!
そんなのちょっと・・・思ってても簡単には言えないだろ・・・!
いちいち『今日もかわいいね』とかって・・・照れくさいし・・・////」
Bさん「えぇ〜〜〜。
それでも言ってくれたほうが全然嬉しいのになぁ〜。」
Aさん「いや・・・なんかそう言うのって軽薄な感じだし・・・。」
Bさん「うーん、そこが男子と女子の考え方の違いってとこなのかなぁ。
でもたまには言ってくれてもいいんじゃない?」
Aさん「お・・・おう・・・。」
Bさん「と言うことで早速阿部さん今日のぼくを褒めてみて?」
Aさん「えっ!? 今!?」
Bさん「今。」
Aさん「えぇー・・・うーん・・・。」
Bさん「ほらほら早くっ。」
Aさん「えー・・・////」
Bさん「・・・。」
Aさん「今日も服かわいいね。」
Bさん「褒め下手か!!!!!」
もう少し具体的に触れて欲しかった。
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