【揺花草子。】<その1331:BEYOND THE TIME。>
【揺花草子。】<その1331:BEYOND THE TIME。>
Bさん「ヤクト・ドーガあるじゃん。」
Aさん「うわ・・・すごい古いネタ引っ張ってきたね・・・。
クェス・パラヤ搭乗機かよ・・・」
Bさん「違う違う。
ここではクェス・エアって言うほうがより適切だよ。」
Aさん「無駄なこだわり!!!」
Bさん「作中では2体登場したよね。
緑金ベースのカラーリングのギュネイ機と、赤銀ベースのクェス機。
赤いのはもともとシャアがサザビーの予備機として本機を使うつもりだった
からだそうですよ。」
Aさん「ふむふむ。」
Bさん「ニュータイプ専用機として開発されていた本機だけれども、
元がギラ・ドーガと言う量産機ベースだったから、いまいちバランスが
良くないとこもあったそうです。
それでヤクト・ドーガを諦めてサザビー開発に踏み切ったと言う流れらしい。」
Aさん「ふむふむ。」
Bさん「これは惜しいなあと思うんだよね。」
Aさん「惜しい・・・って言うのは?」
Bさん「人類を革新に導くと期待されたニュータイプがハッキリ顕在化してきたのは
宇宙世紀で言う0070年代終盤じゃん。
戦中からニュータイプの可能性を模索していたフラナガン機関、
戦後には連邦もニュータイプ研究に着手し始めたよね。
前線においては連邦のアムロ・レイ、そしてジオン公国側のララァ・スンの
登場によってニュータイプと言う概念が実際に存在することが明らかになった。」
Aさん「お・おう・・・。」
Bさん「その後デラーズ紛争やら第1次ネオ・ジオン抗争やらを経て
ニュータイプと明示された、あるいはその適性があると
判断された人物は数多くいるじゃん。」
Aさん「まあ、そうだねぇ。」
Bさん「そんな多数のパイロットのために、いちいちワンメイクに近い
ニュータイプ専用機を用意するのは大変だ。
そこで、ヤクト・ドーガをベースに、ピーキーな部分を丸くして
ニュータイプたちの最大公約数的なスペックにマッチした機体を作れば
良かったんじゃないかと思うの。」
Aさん「なるほど・・・つまりはニュータイプ向け汎用機ってこと?」
Bさん「あぁそう! まさにそんな位置づけ。
言ってみればヤクト・ドーガ量産機ってことになるんだけど。
でもガンダムに対するジムみたく、量産機は違う名前になることも多いよね。
だから量産型ヤクト・ドーガも違う名前がふさわしい。」
Aさん「違う名前? どんな?」
Bさん「ニルト・セイシガ。」
Aさん「『焼くと動画』じゃねえから。」
jagd(独):狩猟。
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