【揺花草子。】<その1094:婉曲表現。>
【揺花草子。】<その1094:婉曲表現。>
Bさん「童心に帰りたい。」
Aさん「えっ・・・なに?」
Bさん「だから、童心に帰りたいんだよう。
childhood の innocence に reminiscence を感じたいの。」
Aさん「なに言ってんの?
と言うかなんで急にそんなこと・・・」
Bさん「いやホラ世界と言うものはなんとも辛いことばかりじゃない?
生きると言うのは苦しみの連鎖ですよ。
でも幼かったあの頃、明日の訪れに恐怖や怯えもなく、
ただただその時がモザイクのようにきんいろに輝いていたあの日々。
あの頃の記憶を思い出したいなぁって。」
Aさん「イヤイヤ・・・そう言うのはもう20歳30歳年上の人が言うことだよ?
きみぐらいの若い子が日々は苦しみの連鎖とか言わないで欲しいよ。
きみは今も充分きんいろに輝く日々を送ってると思うよ?」
Bさん「ありふれた日々の素晴らしさに気付くまでに
二人はただ悪戯に時を重ねて過ごしてたわけじゃん?」
Aさん「二人ってなに!? 誰と誰!!?
確かにモザイクのようにきんいろに輝く唄の歌詞だけど!!」
Bさん「とにかく、童心に帰りたい。
なので今日はかくれんぼをしたいと思います。」
Aさん「か・・・かくれんぼですか?」
Bさん「ハイドアンドシークしまショウ!
日本に来たら絶対やりたいと思ってたデス!」
Aさん「またモザイクみたいなきんいろの日々で出て来た台詞だ!!!!
日本に来たらってきみずっと日本暮らしじゃん!!!
と言うかかくれんぼするの?」
Bさん「するよ。」
Aさん「ここで?」
Bさん「ここで。
厳密にはこのブースの中で。」
Aさん「いやブースの中隠れるとこないけど。机の下ぐらいだけど。」
Bさん「ちょっ! 阿部さん机の下に隠れるフリしてスカートの中のぞこうしてる!
やめてよねこのエロ生物!!」
Aさん「いやっ!! とんだ濡れ衣着せられて来た!!!!
そしてエロ生物って言う言い方なんかすごくイヤだな!!
あとだいたいにして今日もきみ安定のロング丈じゃん!!
相変わらず良く似合ってて可愛いロンスカじゃん!!」
Bさん「っっっ////
ちょっと不意打ちやめて////」
Aさん「えっ、い・いやそんなことさらそこ拾われるとそれはそれで////」
Bさん「と、ともかくかくれんぼですよ。
逃げ惑い物陰に隠れて恐怖でがたがた打ち震える子供達を
鬼の形相で探し出して泣き喚くのも聞かずに取って喰ってやりたいの。」
Aさん「いやそんなおっかない遊びじゃないよね?
そんな殺伐としたかくれんぼしたことないんだけど。」
Bさん「最初は言い出しっぺのぼくが鬼を務めます。」
Aさん「お・おぉ、そうなん? と言うかそもそも今収録中なんだけどそれは良いの?
まぁ・・・でもそう言うなら、じゃあやろうか?」
Bさん「さぁさぁ阿部さん、
早くお隠れあそばして!!」
Aさん「イヤッ!!!
それ違う意味だから!!!」
生きる。
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