【揺花草子。】<その1314:スコップとか用意しないと。>
【揺花草子。】<その1314:スコップとか用意しないと。>
Bさん「例えばの話なんだけどね。」
Aさん「え? うん。」
Bさん「ある日、なにがしかの大変な事態が起こって、街中の人々がゾンビになったとします。」
Aさん「なにそれ!!! 大変な事態どころの話じゃないんだけど!!!」
Bさん「いつものように収録中だったぼくらは辛うじて難を逃れたけど、
ビルの外はもう昼も夜もゾンビが徘徊しまくり。
ゾンビに襲われた人もゾンビになってしまうらしく、
ネズミ算式にゾンビが増えて行く惨状です。」
Aさん「いや・・・それはもう・・・
絶望的な状況じゃないですか・・・。」
Bさん「大丈夫。それでも私たちはここにいますから。
ここにはちゃんと夢があるから。」
Aさん「何こうぐらし!だよ!」
Bさん「ともあれ、もはや簡単にビルの外には出れないから、
ぼくらはこのスタジオを拠点にして狭い活動領域の中で何とか生き延びなきゃいけない。
そして今わの際にママンから託された鍵の合う金庫から
この事態の重大なヒントを掴んだりするんだよ。」
Aさん「あれ!? カトリーヌさんはめぐ姉のポジションなんだ!!?
こっち側のメンツ心許なくない!!?」
Bさん「まあとは言え、そう言う難しい状況の中でも
ぼくらは出来る限りいつも通りに過ごすよ。
収録だってちゃんとやるし。」
Aさん「やるんだ・・・?
回り中ゾンビだらけで誰も観てくれないのに・・・?」
Bさん「誰も観てくれないのは今も変わらないしね。」
Aさん「なんでそんな卑屈なの!!?」
元気でーす!
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