【揺花草子。】<その1307:ホル・ホースの人生哲学。>
【揺花草子。】<その1307:ホル・ホースの人生哲学。>
Bさん「準優勝したじゃないですか。」
Aさん「準優勝しましたねぇ。」
Bさん「惜しかったよね・・・。」
Aさん「惜しかったねぇ・・・。
・・・って言うか、きみが野球の話題って少し珍しいね?」
Bさん「なに言ってくれてんの。
『【揺花草子。】の南ちゃん』と呼ばれるぼくに向かって。」
Aさん「誰がそんなこと言ったの!?
って言うか南ちゃんを出して来るって古すぎじゃない!!?」
Bさん「まあともかく準優勝ですよ。
最後負けちゃったのは残念だけど、準優勝も超立派な成績です。」
Aさん「そらまぁ、もちろん。」
Bさん「場合によっては優勝するより難しいかも知れないよ。」
Aさん「そうか? 優勝の方が難しいだろ・・・?」
Bさん「いや野球に関してって話じゃなくて全然一般論なんだけど。
例えば宝くじで1回1等を当てるより毎回2等を当てる方が難しそうじゃん?」
Aさん「なんだその例え・・・。
でもまあ、コンスタントに2等になり続けるってのは、確かに難しいかもね。」
Bさん「例えばぼくはあざとさ重視選手権だったらご町内レベルなら優勝できそうな気がするし、
阿部さんだってガチホモキモオタ選手権だったらオリンピックで金メダル狙えるじゃん。」
Aさん「狙えないよ!!? ぼくよりもっとすごい人いっぱいいるよ!!?
と言うかそもそもぼくガチホモキモオタじゃないしね!!???」
Bさん「ま、それぞれの得意分野の中で、狙って2位になるのは難しかろうと言うこと。
例えば阿部さん、『これに関しては自信があるぜ。世界で2番目にすごいぜ。』って
思えるものある?」
Aさん「えっ・・・いや、ないけど・・・」
Bさん「じゃあ日本国内で準優勝でもいいよ。」
Aさん「まだ広い。全然ない。都道府県レベルでもないし、市内レベルでもないし、
ご町内レベルでも準優勝できそうなものなんてないよ・・・。」
Bさん「じゃあもう少しフィールドを狭めようか・・・。」
Aさん「おう・・・。」
Bさん「・・・あっ、思いついた。」
Aさん「え、マジで? ぼくが準優勝できそうなこと?」
Bさん「うん。
ズバリ『人の器』。」
Aさん「人の器? それがぼくが準優勝できそうなことなの?」
Bさん「【揺花草子。】レギュラー陣の中でならね。」
Aさん「それは実質最下位ってことだろ。」
レギュラーは2人。
----------
「Meister's Brief」から自動転送
http://www.studiohs.com/28if/brief/2015/08/26.html




